ニュース速報

ワールド

ベトナム、法人税率引き上げで多国籍企業に軽減策検討=関係筋

2023年05月30日(火)16時24分

 5月30日 ベトナムが国際合意に従い来年から法人税課税を強化することを受け、サムスン電子など多国籍企業は政府に対し負担軽減措置を求めている。写真は2016年10月、ベトナムのタイグエン省で撮影(2023年 ロイター/Kham)

[ハノイ 30日 ロイター] - ベトナムが国際合意に従い来年から法人税課税を強化することを受け、サムスン電子など多国籍企業は政府に対し負担軽減措置を求めている。交渉に関わる関係者が明らかにした。

経済協力開発機構(OECD)で法人税負担の最低税率を15%とする仕組みが大枠で合意され、ベトナムで活動する多国籍企業の多くは1月から税負担が増すことになる。

在ベトナム韓国商工会議所のホン・スン会頭はこの問題が解決されなければベトナムの競争力は低下すると述べ、韓国の投資家は税率の変化に特に敏感だと指摘した。

関係筋によると、韓国のサムスン電子、LG電子、米インテル、独ドイツのボッシュなどが4月に政府関係者と会合を開き税負担の軽減措置を求めた。

同筋は政府が大手企業の税負担を一部軽くする法案を準備しており、10月にも議会で承認される可能性があると明かした。ベトナムに大規模な投資を行う企業に対し、税引き後の現金給付か還付可能な税額控除を提供することを検討しているという。

検討中の措置は年間数億ドル規模で、政府には少なくとも年間2億ドルの税収減になるが、法人税率引き上げによる税収増とほぼ一致すると述べた。

サムスンはベトナムで外国企業としては最大の投資家で16万人を雇用し、輸出は同国の総輸出の5分の1近くを占める。現地メディアによると、現在の税率は地域によって異なるが、スマートフォンを生産している北部2省では2019年に5.1─6.2%だった。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ロシア、インドの原油購入停止「承知せず」 米印合意

ワールド

ロシア、ウクライナのエネ施設に集中攻撃 新たな3カ

ワールド

焦点:外為特会、減税財源化に3つのハードル 「ほく

ワールド

スペイン、16歳未満のソーシャルメディア利用禁止へ
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗り物から「勝手に退出」する客の映像にSNS批判殺到
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れるアメリカ」に向き合う「日本の戦略」とは?
  • 4
    トランプ不信から中国に接近した欧州外交の誤算
  • 5
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 6
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 7
    中国政府に転んだ「反逆のアーティスト」艾未未の正体
  • 8
    関節が弱ると人生も鈍る...健康長寿は「自重筋トレ」…
  • 9
    最長45日も潜伏か...世界が警戒する「ニパウイルス」…
  • 10
    地球の近くで「第2の地球」が発見されたかも! その…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 3
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 4
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 5
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 6
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 7
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 8
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 9
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 10
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中