[ソウル 11日 ロイター] - 韓国の李鐘燮国防相は11日、北朝鮮の核の脅威への対応力向上に向け、2月に韓国と米国が机上演習を実施する予定だと述べた。机上演習には米国による「拡大抑止」の取り組みも含まれるという。

北朝鮮は昨年、異例のペースでミサイル発射を実施。米本土への到達も可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM)も発射した。米韓は、北朝鮮が2017年以来となる核実験に向け準備していると警告している。

米韓の当局者は、米国所有の核資産の運用に関する情報を共有し、それに応じた共同計画や共同実行の方法について両国が協議しているが、具体的な日程は確定していないとしている。

李国防相は記者会見で「両国は2月に北朝鮮の核攻撃のシナリオの下で机上演習を行う」と述べた。5月には、両国軍が初めて個別に机上演習をする予定。これは2月の政策立案者向けのプログラムよりも「はるかに具体的で実質的」なものになるという。

李氏は、かつてと違い米国は共有する機密情報の範囲を「大幅に拡大」し、計画と実行において韓国側の見解を「より多く」反映させる姿勢だとし、「北朝鮮の核の脅威が韓国だけでなく米国にとっても深刻になっていることから、両国がその必要性を共有している」と述べた。

李氏によると、米韓は今年、毎年実施している合同実動演習を強化する方針で、部隊レベルの上陸訓練を初めて行うという。

また、情報収集や偵察能力の向上に向け、韓国は今年、初の偵察衛星を打ち上げる予定で、25年までにさらに4基打ち上げるとした。

韓国の尹錫悦大統領は「力を通じた平和」の実現を志向、挑発行為への即応体制を整えるよう軍に命じている。

尹氏は記者会見で「他国の誠意に基づいた平和は持続的ではない。それは偽の平和だ」とした上で「われわれは決して侵略戦争を追求するものではないが、わが国の自由と平和を脅かす挑発行為への自衛権を強力に行使する用意を全面的に整えておく必要がある」と強調した。

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