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バイデン氏、TSMCのアリゾナ工場訪問 米製造業の復活強調
バイデン米大統領は6日、半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)のアリゾナ工場を訪れた。写真は12月6日、アリゾナ州フェニックスで撮影(2022年 ロイター/Jonathan Ernst)
[フェニックス(米アリゾナ州)6日 ロイター] - バイデン米大統領は6日、半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)のアリゾナ工場を訪れた。
同社はこの日、アリゾナ州での投資を従来計画比3倍超の400億ドルに拡大すると発表した。
バイデン氏は新工場での式典で演説し「米国の製造業は戻った」と述べた。また、注力し続ければ米国が今後何年にもわたり世界経済をリードできる有利な立場にあることを最近のアジア訪問で確信したと語った。
新型コロナウイルス感染拡大で供給網に混乱が生じ、自動車産業などが半導体不足に陥ったことから、バイデン氏は半導体増産を目指してきた。8月には527億ドルの半導体産業支援法が成立した。
ホワイトハウスの昨年の報告書によると、世界の半導体生産に占める米国の割合はわずか12%と、20年前の37%から低下している。
携帯電話から自動車、戦闘機まであらゆる技術に用いられる半導体の生産で台湾が支配的地位にあることを巡っては、特に中国が台湾への軍事的圧力を強める中で懸念が高まっている。