ニュース速報

ワールド

北朝鮮が弾道ミサイル、1週間で4回の高頻度

2022年10月01日(土)09時15分

 韓国合同参謀本部は1日、北朝鮮が弾道ミサイルを東岸沖に発射したと発表した。写真は9月、最高人民会議で演説する金正恩総書記。写真はKCNAが公表(2022年 ロイター/KCNA)

[東京/ソウル 1日 ロイター] - 北朝鮮は1日朝、弾道ミサイル2発を東方向へ発射した。いずれも日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したとみられる。米韓が大規模な合同軍事演習を約5年ぶりに実施する中、この1週間で4回目の発射となった。

日本の防衛省によると、北朝鮮は午前6時42分ごろと58分ごろ、それぞれ西岸付近から東方向へ弾道ミサイルを発射した。1発目は最高高度約50キロ、飛行距離約400キロ、2発目はそれぞれ約50キロ、約350キロだった分析している。いずれも変則軌道で飛行した可能性があるという。

北朝鮮が弾道ミサイルを発射するのは、9月25日以降で4回目。井野副大臣は、1週間に4回の発射は過去に例がない頻度だとし、「断じて容認できない」と語った。日本政府は北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に抗議した。

米インド太平洋軍はミサイル発射を認識していると声明を出し、「韓国と日本の防衛に対する米国のコミットメントは引き続き揺るぎない」と表明した。

米韓は26日から約5年ぶりに大規模軍事演習を実施。30日には日本の海上自衛隊と3カ国で対潜水艦戦訓練を行った。また、ハリス米副大統領が26日から日本を訪れ、その後29日に訪韓して南北の軍事境界線(DMZ)を視察した。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

インタビュー:USスチール、28年実力利益2500

ワールド

ネタニヤフ氏、恩赦要請後初の出廷 大統領「最善の利

ワールド

ロシア安保会議書記、2日に中国外相と会談 軍事協力

ビジネス

米サイバーマンデー売上高、6.3%増の見通し AI
MAGAZINE
特集:日本時代劇の挑戦
特集:日本時代劇の挑戦
2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「世界一幸せな国」フィンランドの今...ノキアの携帯終了、戦争で観光業打撃、福祉費用が削減へ
  • 2
    【クイズ】1位は北海道で圧倒的...日本で2番目に「カニの漁獲量」が多い県は?
  • 3
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果のある「食べ物」はどれ?
  • 4
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業…
  • 5
    中国の「かんしゃく外交」に日本は屈するな──冷静に…
  • 6
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙す…
  • 7
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファ…
  • 8
    600人超死亡、400万人超が被災...東南アジアの豪雨の…
  • 9
    メーガン妃の写真が「ダイアナ妃のコスプレ」だと批…
  • 10
    コンセントが足りない!...パナソニックが「四隅配置…
  • 1
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 2
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファール勢ぞろい ウクライナ空軍は戦闘機の「見本市」状態
  • 3
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙すぎた...「心配すべき?」と母親がネットで相談
  • 4
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体…
  • 5
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 6
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 7
    128人死亡、200人以上行方不明...香港最悪の火災現場…
  • 8
    【寝耳に水】ヘンリー王子&メーガン妃が「大焦り」…
  • 9
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業…
  • 10
    子どもより高齢者を優遇する政府...世代間格差は5倍…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 3
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 8
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 9
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中