ニュース速報

ワールド

米副大統領、台湾と非公式関係深化へ 海峡での挑発で中国非難

2022年09月28日(水)18時05分

9月28日 ハリス米副大統領(写真)は28日、米海軍横須賀基地で演説し、中国の南シナ海や台湾海峡における行動を非難、「中国は国際ルールに基づく秩序の重要な要素を損なっている」と述べた。7月18日、米アトランティック・シティで撮影(2022年 ロイター/Hannah Beier)

[横須賀 28日 ロイター] - ハリス米副大統領は28日、米海軍横須賀基地で演説し、中国の南シナ海や台湾海峡における行動を非難、「中国は国際ルールに基づく秩序の重要な要素を損なっている」と述べた。

副大統領は「中国は軍事力や経済力を誇示し、近隣諸国を威圧している。東シナ海や南シナ海で不穏な動きをし、最近は台湾海峡で挑発行為が見られる」と指摘。この地域で米軍は「臆することなく、恐れることなく」活動を続けていくとした。

その上で「いかなる一方的な現状変更にも反対し続ける」とし「われわれの長年の政策に沿って台湾の自衛を支持し続ける。台湾は活気ある民主主義体制で、テクノロジーから健康まで幅広い分野で世界に貢献している。米国は今後も非公式の関係を深めていくだろう」と述べた。

バイデン大統領は18日、台湾が攻撃された場合は米軍が防衛すると明言していた。

一方、中国外務省の汪文斌報道官は定例記者会見で、米国は「一つの中国」政策に立ち返り、「全ての台湾分離主義的な活動に反対することを明確にする」必要があると述べた。

*システムの都合で再送します。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米肥満薬開発メッツェラ、ファイザーの100億ドル買

ワールド

米最高裁、「フードスタンプ」全額支給命令を一時差し

ワールド

アングル:国連気候会議30年、地球温暖化対策は道半

ワールド

ポートランド州兵派遣は違法、米連邦地裁が判断 政権
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2人の若者...最悪の勘違いと、残酷すぎた結末
  • 3
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統領にキスを迫る男性を捉えた「衝撃映像」に広がる波紋
  • 4
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 7
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 8
    【銘柄】元・東芝のキオクシアHD...生成AIで急上昇し…
  • 9
    なぜユダヤ系住民の約半数まで、マムダニ氏を支持し…
  • 10
    長時間フライトでこれは地獄...前に座る女性の「あり…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 5
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 6
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 7
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 8
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 9
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 10
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中