ニュース速報

ワールド

ウクライナ大統領、ジョンソン氏の支援に謝意 辞任表明受け電話会談

2022年07月08日(金)05時54分

ウクライナのゼレンスキー大統領府は7日、辞任を表明したジョンソン英首相と電話会談し、ロシアの侵攻を受けたウクライナへの支援に謝意を示した。3月撮影(2022年 ロイター/Courtesty of Ukrainian Presidential Press Service/Handout via REUTERS)

[キーウ(キエフ) 7日 (ロイター)] - ウクライナのゼレンスキー大統領府は7日、辞任を表明したジョンソン英首相と電話会談し、ロシアの侵攻を受けたウクライナへの支援に謝意を示した。さらに、英政府によるウクライナ支援継続に期待を表明した。

ウクライナ大統領府が会談後に発表した声明によると、ゼレンスキー大統領は、自身を含めウクライナ全体がジョンソン首相辞任のニュースを「悲しい思いで聞いた」と伝えた。

その上で、ジョンソン氏辞任後も「英国の支援が維持されることを確信しているが、ジョンソン氏のリーダーシップとカリスマ性は支援を特別なものとした」と述べた。

ウクライナのクレバ外相はジョンソン首相を「ウクライナの真の友人」と称した上で「ジョンソン氏はロシアによる残忍なウクライナ侵攻を明確に非難しただけでなく、ウクライナの防衛を支援し、この戦争における今後の最終的な勝利に向け多くの重要な決定を下した最初の世界の指導者の一人」と評価した。

ジョンソン首相の報道官によると、ジョンソン首相はゼレンスキー大統領に対し、ウクライナ国内に滞留している穀物を巡る問題解消に向け、引き続き今後数週間、パートナー国と連携していくと約束した。

報道官は「ゼレンスキー大統領はジョンソン首相のウクライナに対する断固とした行動に謝意を表明し、ウクライナ市民が英国の努力に感謝していると伝えた」と明らかにした。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ロの外交への意欲後退、トマホーク供与巡る決定欠如で

ワールド

米国務長官、週内にもイスラエル訪問=報道

ワールド

ウクライナ和平へ12項目提案、欧州 現戦線維持で=

ワールド

トランプ氏、中国主席との会談実現しない可能性に言及
MAGAZINE
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 2
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 3
    TWICEがデビュー10周年 新作で再認識する揺るぎない「パイオニア精神」
  • 4
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 5
    米軍、B-1B爆撃機4機を日本に展開──中国・ロシア・北…
  • 6
    【クイズ】12名が死亡...世界で「最も死者数が多い」…
  • 7
    「認知のゆがみ」とは何なのか...あなたはどのタイプ…
  • 8
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 9
    増える熟年離婚、「浮気や金銭トラブルが原因」では…
  • 10
    若者は「プーチンの死」を願う?...「白鳥よ踊れ」ロ…
  • 1
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 2
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 5
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ…
  • 6
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道され…
  • 7
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 8
    日本で外国人から生まれた子どもが過去最多に──人口…
  • 9
    「心の知能指数(EQ)」とは何か...「EQが高い人」に…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 3
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレクトとは何か? 多い地域はどこか?
  • 4
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 5
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 6
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 7
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 8
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 9
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 10
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、A…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中