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ロシア石油業者、公開入札から個別取引に切り替え 制裁措置受け
2022年03月18日(金)13時14分
3月17日、ロシア産石油を取り扱う業者は、欧米諸国によるロシアへの新たな制裁措置を受け、一般入札から個別取引に切り替えている。写真はボスニア・ヘルツェゴビナのゼニツァで2月撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic)
[17日 ロイター] - ロシア産石油を取り扱う業者は、欧米諸国によるロシアへの新たな制裁措置を受け、一般入札から個別取引に切り替えている。トレーダーが17日、明らかにした。
ウラル原油やESPOブレンド原油など主要なロシア産原油の輸出の約4分の1は通常、多くの企業を招いた公開入札を通じ、スポット取引で売却される。
16日に公表された4月1─5日の荷積み計画によると、17日時点で、5月積みESPO原油のスポット入札を実施しているロシア企業はない。通常はこの時期に入札が行われるが、4月上旬積みのウラル原油についても、スポット入札は実施されていない。
ロシアのある石油会社は、ロイターに対し、「現在、入札は全く役に立たない。購入業者が敬遠しているからだ」と述べた。 ロシア石油企業や国外の輸入業者は、制裁措置に絡む市場への圧力を踏まえ、決済方法を変えたり、別の通貨で取引を行ったりするなど通常の取引慣行の次善策を模索している。
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