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欧州のガス価格が一段高、ロシア産ガスの対ドイツ供給停止続く

2021年11月02日(火)08時45分

[モスクワ 1日 ロイター] - 高騰している欧州のガス価格が1日、一段と上昇した。ロシア産天然ガスをポーランド経由でドイツに運ぶパイプライン「ヤマル・ヨーロッパ」では、週末からドイツ方面へのガス輸送が止まっている。

ロシアは同パイプラインなど複数のルートを通じて西欧に天然ガスを輸出している。

一方、ポーランドの国営ガス会社はロシアの国営天然ガス企業ガスプロムから引き続き契約分のガスを全量受け取っていると説明している。

ドイツのパイプライン運営会社のデータによると、ヤマル・ヨーロッパのポーランド国境に近いドイツのマルノウからドイツ国内へのガス流入が週末30日から止まり、以後再開されていない。ガスはマルノウからポーランド方面への供給に切り替えられ、少なくとも2日までこの状況が続く見込みという。

欧州のガス価格は今年、コロナ禍からの経済回復に伴う需要急増と冬に入る前の在庫が例年より少ないことから高騰している。

欧州の天然ガスの指標となるオランダTTF先物は1日、一時11%超上昇した後、5%高で引けた。トレーダーは、ヤマル・ヨーロッパのガスの供給方向が切り替えられたことがサプライズとして受け止められたと指摘した。

ドイツのパイプライン運営会社の広報担当者は、ガスの供給が東向きに変更されることは異例ではないと述べた。

ガスプロムのコメントは得られていない。同社は以前から、供給義務を果たしており、過去最大の水準で供給を行っていると説明している。

ロイター
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