ニュース速報

ワールド

韓国ソウル・釜山の市長選、与党惨敗 大統領選の前哨戦

2021年04月08日(木)14時11分

 韓国で7日、来年3月の大統領選の前哨戦と位置付けられる首都ソウルと第2の都市釜山の市長選挙が行われ、どちらも与党が惨敗した。写真は出口調査の結果を見守る与党「共に民主党」の党員ら、ソウルで代表撮影(2021年 ロイター/ Jung Yeon-je)

[ソウル 8日 ロイター] - 韓国で7日、来年3月の大統領選の前哨戦と位置付けられる首都ソウルと第2の都市釜山の市長選挙が行われ、どちらも与党が惨敗した。

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は雇用創出や格差是正を掲げて2017年に就任した。しかし公約とは裏腹に住宅価格は高騰し格差は拡大。政治家の性暴力疑惑、北朝鮮との関係悪化などもあり支持率はここ数カ月に過去最低に落ち込んでいた。

文大統領は有権者の厳しい判断を真摯に受け止め、景気回復や不動産を巡る汚職問題に取り組む方針を示した。大統領報道官が明らかにした。

明知大学(ソウル)のKim Hyung-joon教授(政治学)は、文政権の経済政策の失敗、汚職問題、不動産投機問題に国民が審判を下す機会である今回の選挙での敗北によって、文大統領は完全に求心力を失い、レームダック大統領になる可能性があると述べた。

選挙管理委員会によると、ソウルでは保守系野党「国民の力」の呉世勲・元ソウル市長が57.5%の得票率で、革新系与党「共に民主党」の朴映宣候補(39.2%)に勝利した。

呉氏の勝利は出口調査で予想されていた。

25区全てを制して市長に返り咲いた呉氏は、ソウル市の再建に力を尽くし、来年の大統領選挙での政権交代につながるよう努力すると述べた。

釜山では、国民の力の朴亨埈・元大統領府政務首席秘書官が62.7%の得票率で、与党候補の金栄春氏の34.4%を上回った。

選挙委員会によると、ソウル市長選の投票率は58.2%、釜山市長選は52.7%で、地方選では初めて50%を上回った。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ECB、政策調整でためらいや先回りはせず=レーン専

ワールド

ロシア、経済スパイ理由に外交官追放 英外務省反発

ワールド

高市首相、赤沢氏を重要物資安定確保担当相に任命 対

ワールド

スペイン、米軍機の領空通過を拒否 対イラン攻撃で
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 2
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度を決める重要な要素とは?
  • 3
    ビートルズ解散後の波乱...「70年代のポール・マッカートニー」を再評価する傑作映画『マン・オン・ザ・ラン』
  • 4
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 5
    オランウータンに「15分間ロックオン」された女性のS…
  • 6
    【銘柄】東京電力にNTT、JT...物価高とイラン情勢に…
  • 7
    ヒドラのように生き延びる...イランを支配する「革命…
  • 8
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反…
  • 9
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 10
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 1
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 2
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 3
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」モナコ舞踏会に見る富と慈善
  • 4
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店…
  • 5
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 6
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 7
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊…
  • 8
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 9
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 10
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 6
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中