ニュース速報

ワールド

韓国中銀、政策金利を0.50%に据え置き 「緩和解除を急がず」

2021年02月25日(木)14時11分

 2月25日、韓国銀行(中央銀行)は政策金利を過去最低の0.50%に据え置いた。写真はウォン紙幣。ソウルで2010年10月撮影(2021年 ロイター/Lee Jae-Won)

[ソウル 25日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)は25日、政策金利を過去最低の0.50%に据え置いた。脆弱な国内経済の回復を引き続き支援するとともに、政府の財政刺激策を背景にした債券利回りの上昇圧力に対処する。

ロイター調査では、対象となったアナリスト27人全員が政策金利の据え置きを予想していた。

同国ではインフレ期待が高まっているが、中銀は金融緩和の解除を急がないと表明。

会見した李柱烈総裁は「政策の正常化や利上げについて言及するのは今は適切ではない」と述べた。

中銀はインフレ率見通しを従来の1.0%から1.3%に上方修正した。成長率見通しは3.0%に据え置いた。

一部のエコノミストは、早ければ来年上半期に利上げがあると予測。アナリスト21人中12人は来年の利上げを予想、9人は据え置きを予想している。

メリッツ・セキュリティーズの債券アナリストは「追加緩和の可能性は完全になくなった。問題はいつ正常化が始まるかだ」とし「来年下半期にも利上げがあると予想している。米連邦準備理事会(FRB)よりも早く利上げに踏み切る可能性がある」と述べた。

同国では家計のインフレ期待が2月に2019年8月以降で最高の水準に達した。

同総裁は、国債購入について、購入する場合のタイミングなど詳細は後日発表するとして、詳細を明らかにしなかった。

議会は、新型コロナウイルスの打撃を受けた中小企業などを支援するため、補正予算の編成を進めており、投資家は今後の国債買い入れ計画に注目している。

シンヨン証券のアナリストCho Yong-gu氏は、新型コロナ危機対応のための第4弾の支援策は大規模になる可能性があり、中銀の国債買い入れ計画に注目が集まっていると指摘した。

韓国の10年債利回りは米国債利回りの上昇に追随し、1.85%と2年ふり高水準近辺で推移している。

中銀は2020年に、新型コロナの影響で混乱する市場の安定に向け、11兆ウォン(99億2000万ドル)の国債を購入した。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米自動車関連団体、政権に中国メーカー参入阻止を要請

ワールド

イスラエル外相、迎撃ミサイル不足を否定

ワールド

NATO、イラン問題で支援しなければ「悪い未来」と

ワールド

イスラエル首相、イランで死亡説拡散 動画公開し否定
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目のやり場に困る」衣装...「これはオシャレなの?」
  • 3
    「筋肉はモッツァレラと同じ」...なぜウォーミングアップは「2セット」でいいのか?
  • 4
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 5
    機内で「人生最悪」の経験をした女性客...後ろの客の…
  • 6
    幼い子供たちの「おぞましい変化」を克明に記録...「…
  • 7
    ぜんぜん身体を隠せてない! 米セレブ、「細いロープ…
  • 8
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 9
    有人機の「盾」となる使い捨て無人機...空の戦いに革…
  • 10
    50代から急増!? 「老け込む人」に共通する体の異変【…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 5
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 6
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 7
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 8
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 9
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 10
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中