ニュース速報

ワールド

米民主党、上院3議員が就任 副大統領とあわせ実質支配

2021年01月21日(木)08時16分

 1月20日、米上院で民主党の3議員が宣誓就任し、民主党は定数の半分の50議席を確保した。米議会で撮影(2021年 ロイター/Tom Brenner)

[ワシントン 20日 ロイター] - 米上院で20日、民主党の3議員が宣誓就任し、民主党は定数の半分の50議席を確保した。上院では賛否同数の場合に上院議長を務める副大統領が決定票を握るため、同日に宣誓就任したハリス副大統領の決定票と合わせて民主党が上院を実質支配することになった。

民主党がホワイトハウスと上下両院の双方を支配するのは10年ぶり。

新たに就任したのは、1月5日のジョージア州決選投票で勝利したジョン・オソフ議員とラファエル・ワーノック議員、また副大統領就任に伴いカリフォルニア州選出上院議員を辞職したハリス氏の後任のアレックス・パディラ議員。

州務長官だったパディラ議員(47)は、ラテン系米国人として初めてカリフォルニア州選出の上院議員を務める。

牧師だったワーノック議員(51)はジョージア州選出で初の黒人上院議員となった。

ジョージア州選出で初のユダヤ系上院議員となったオソフ議員(33)はバイデン氏に次ぐ史上2番目の若さで就任。バイデン氏は1973年、30歳で上院議員となった。

民主・共和両党の議席数が同数となった上院の議会運営を巡り、多数派政党となった民主党のシューマー院内総務と少数派政党に転じた共和党のマコネル院内総務は「パワーシェアリング協定」の締結を協議している。

上院で両党の議席数が同数となった2001年に結ばれた「パワーシェアリング協定」では、決裁票を投じる副大統領が常に議会に出席するわけではないことを踏まえて、委員会の人数を均等に配分し、両党の利益を均衡させるよう議事運営を行うとした。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

中国、南シナ海でフィリピン船に放水砲

ワールド

スリランカ、26年は6%成長目標 今年は予算遅延で

ビジネス

ノジマ、10月10日を基準日に1対3の株式分割を実

ワールド

ベトナム、水産物輸出禁止の再考を米に要請
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本の小説36
特集:世界が尊敬する日本の小説36
2025年9月16日/2025年9月23日号(9/ 9発売)

優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 2
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェイン・ジョンソンの、あまりの「激やせぶり」にネット騒然
  • 3
    腹斜筋が「発火する」自重トレーニングとは?...硬く締まった体幹は「横」で決まる【レッグレイズ編】
  • 4
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 5
    ケージを掃除中の飼い主にジャーマンシェパードがま…
  • 6
    観光客によるヒグマへの餌付けで凶暴化...74歳女性が…
  • 7
    電車内で「ウクライナ難民の女性」が襲われた驚愕シ…
  • 8
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 9
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 10
    「この歩き方はおかしい?」幼い娘の様子に違和感...…
  • 1
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 2
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 3
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれば当然」の理由...再開発ブーム終焉で起きること
  • 4
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 5
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 6
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 7
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 8
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 9
    埼玉県川口市で取材した『おどろきの「クルド人問題…
  • 10
    観光客によるヒグマへの餌付けで凶暴化...74歳女性が…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 6
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 7
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 8
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 9
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
  • 10
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中