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トルコが東地中海での探査延長、ギリシャは関税同盟見直し求める

2020年10月22日(木)15時02分

 10月21日、トルコは、ギリシャと権益を争う東地中海での探査活動を延長する方針を示した。写真は探査船「オルチ・レイス」。イスタンブールで昨年8月撮影(2020年 ロイター/Murad Sezer)

[アンカラ 21日 ロイター] - トルコは21日、ギリシャと権益を争う東地中海での探査活動を延長する方針を示した。

トルコ海軍の通達によると、探査船「オルチ・レイス」と他の2隻について、探査活動を当初予定の10月22日から10月27日まで延長する。

トルコとギリシャは東地中海の炭化水素資源や海上の境界線を巡り対立している。キプロスも権益を主張するこの海域で今年8月にトルコが探査活動を始めると緊張が一気に高まった。

トルコは先月、欧州連合(EU)首脳会合を前に探査船をいったん撤収したが、今月に入って再び派遣。ギリシャやフランス、ドイツが強く反発した。[nL4N2H52LL]

首脳会議後にEUはトルコが活動を続ければ制裁を課す用意があると表明した。

ギリシャは21日、トルコの探査活動を受け、EUに対してトルコとの関税同盟を見直すよう求めた。

ロイター
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