ニュース速報

ワールド

愛知県、緊急事態地域への追加を要請 政府と調整=大村知事

2020年04月09日(木)11時52分

4月9日、愛知県の大村秀章知事は9日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく政府の緊急事態宣言の対象地域に愛知県を加えるよう8日付で国に要請し、現在「濃密な調整を行っている」と明らかにした。名古屋駅前で2017年10月撮影(2020年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 9日 ロイター] - 愛知県の大村秀章知事は9日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく政府の緊急事態宣言の対象地域に愛知県を加えるよう8日付で国に要請し、現在「濃密な調整を行っている」と明らかにした。10日午後には、愛知県としての緊急事態宣言を発出し経済対策も決定する。自民党愛知県議・市議団からも要請を受け取ったとしている。

要請理由について大村知事は「毎日2ケタの県内感染者(増加)が続き、経路不明の感染者も増えてきている」と説明。「この1週間を見ると非常に危険な状況」であり、「東京・大阪から新幹線ですぐに移動できる」と危機感を示した。すでに「緊急事態宣言発出の準備を進めてきた」という。

国との調整については「ほぼ終わっている」とし、国としての正式な判断のタイミングは専門家メンバー次第と説明した。緊急事態宣言の期間は5月6日まで。

飲食店などに対する休業要請については「国や(緊急事態宣言の対象となっている)7都府県と足並みをそろえる」とした。仮に発動すれば「相当なインパクトがあるため軽々にこうだとは言いにくい」と述べ、まずは「不要不急の外出自粛を強力にお願いしたい」と強調した。

*内容を追加します。

(竹本能文)

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ファーストリテ、初任給37万円に12%引き上げ 優

ビジネス

対中直接投資、1─11月は前年比7.5%減 11月

ビジネス

世界のユーロ建て債発行、今年は20%増 過去最高=

ビジネス

デジタルユーロ、EU理事会がオンライン・オフライン
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツよりコンビニで買えるコレ
  • 2
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低く、健康不安もあるのに働く高齢者たち
  • 3
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリーズが直面した「思いがけない批判」とは?
  • 4
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦…
  • 5
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 6
    懲役10年も覚悟?「中国BL」の裏にある「検閲との戦…
  • 7
    米空軍、嘉手納基地からロシア極東と朝鮮半島に特殊…
  • 8
    週に一度のブリッジで腰痛を回避できる...椎間板を蘇…
  • 9
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 10
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 4
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 5
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 6
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 7
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 8
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツ…
  • 9
    空中でバラバラに...ロシア軍の大型輸送機「An-22」…
  • 10
    身に覚えのない妊娠? 10代の少女、みるみる膨らむお…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 6
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 7
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 8
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 9
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中