ニュース速報

ワールド

中国、新型コロナ新規感染の減少続く 湖北省では6日連続でゼロ

2020年03月30日(月)14時07分

 3月30日、中国国家衛生健康委員会によると、29日に本土で確認された新型コロナウイルスへの新たな感染者は31人で、前日の45人から減少した。写真は湖北省で28日撮影(2020年 ロイター/ALY SONG)

[北京 30日 ロイター] - 中国国家衛生健康委員会によると、29日に本土で確認された新型コロナウイルスへの新たな感染者は31人で、前日の45人から減少した。減少は4日連続。

新規感染者のうち、市中感染は甘粛省の1人のみで、残りは全員、海外からの入国者だった。

中国本土での新規感染者が2月のピークから大幅に減少する中、政府は海外から持ち込まれる事例が増加しているとして、感染拡大の第2波のリスクを警戒。外国人旅行者の入国禁止や国際線削減などの措置を講じている。

29日時点の新たな死者は4人。中国本土の感染者は累計8万1470人、死者は3304人となった。

昨年末に新型コロナの流行が最初に始まった湖北省では、29日まで6日連続で新たな感染者が確認されていない。同省では、省内の移動制限が解除されつつあり、一部の国内線の運航が再開された。

一方、制限の解除には一部慎重論も出ており、実際、29日に唯一の市中感染者となった甘粛省の人は、感染していないという認定を受けた上で湖北省から来た人だという。

中国でさまざまな金融・財政刺激策が導入される中、政府は企業や工場に対し、操業再開を強く促している。

国営テレビが30日伝えたところでは、習近平国家主席は、新型コロナウイルスの影響から中小企業を守るため、これらの企業を支援する政策を適切に調整すると表明。浙江省寧波にある工場を29日に視察した際、新型コロナの規制下でも国内企業は操業・生産を積極的に再開すべきとの見解を示したという。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ECBが金利据え置き、4会合連続 インフレ見通し一

ワールド

ロシア中銀、欧州の銀行も提訴の構え 凍結資産利用を

ビジネス

英中銀、5対4の僅差で0.25%利下げ決定 今後の

ワールド

IS、豪銃乱射事件「誇りの源」と投稿 犯行声明は出
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末路が発覚...プーチンは保護したのにこの仕打ち
  • 2
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開したAI生成のクリスマス広告に批判殺到
  • 3
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 4
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦…
  • 5
    身に覚えのない妊娠? 10代の少女、みるみる膨らむお…
  • 6
    ゆっくりと傾いて、崩壊は一瞬...高さ35mの「自由の…
  • 7
    9歳の娘が「一晩で別人に」...母娘が送った「地獄の…
  • 8
    円安と円高、日本経済に有利なのはどっち?
  • 9
    おこめ券、なぜここまで評判悪い? 「利益誘導」「ム…
  • 10
    欧米諸国とは全く様相が異なる、日本・韓国の男女別…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 4
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の…
  • 5
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 6
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 7
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 8
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 9
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 10
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 6
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 7
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 8
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 9
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 10
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中