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マスクは今週1億枚を供給、来月には6億枚体制へ=官房長官

2020年02月21日(金)11時58分

2月21日、菅義偉官房長官(写真)は閣議後の会見で、新型コロナウイルスの感染予防で品薄状態が続くマスクについて、今週は中国の生産再開や国内企業での24時間の生産体制により、例年の倍以上の1億枚を供給していると述べた。都内で2017年5月撮影(2019年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 21日 ロイター] - 菅義偉官房長官は21日閣議後の会見で、新型コロナウイルスの感染予防で品薄状態が続くマスクについて、今週は中国の生産再開や国内企業での24時間の生産体制により、例年の倍以上の1億枚を供給していると述べた。来月からは月産6億枚の供給が可能となるよう、さらなる増産を働きかけているという。

集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」からの乗客の下船が続いており、これまで陰性の乗客717人が下船、今日も400人以上が下船予定となっているとした。また外国からのチャーター機ですでに759人の外国人が出国し、引き続き同様の動きが続く見通し。

一方、まだ船内には濃厚接触者など1000人程度が残っており、濃厚接触者は陰性の乗客が下船した後、国が用意した施設で健康観察を続けることになっているという。乗員も乗客と同様の対応を行う方針。

菅官房長官は、昨日死亡した80代の女性が発熱後に検査結果を待たずに医療機関に搬送されたが、これは医師による判断で健康状態を優先したものだと説明。発熱している人や80歳以上の乗客を優先して検査を行っているとした。

今後の患者数増加を想定し、医療体制の充実を図るとの方針も示した。

*本文の表現を明確にしました。

(中川泉 編集:青山敦子)

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