ニュース速報

ワールド

米、ミャンマー軍司令官らの資産凍結 ロヒンギャ人権侵害で制裁

2019年12月11日(水)20時29分

米財務省は10日、ミャンマーのイスラム系少数民族ロヒンギャに対して人権侵害を犯したとしてミン・アウン・フライン国軍総司令官(写真)ら幹部4人を制裁対象に指定した。モスクワで4月撮影(2019年 ロイター/MAXIM SHEMETOV)

[ワシントン 10日 ロイター] - 米財務省は10日、ミャンマーのイスラム系少数民族ロヒンギャに対して人権侵害を犯したとしてミン・アウン・フライン国軍総司令官ら幹部4人を制裁対象に指定した。米国の保有資産が凍結されるほか、米国人との取引が禁止される。

財務省は声明で、2017年のロヒンギャ迫害は総司令官の軍隊が行ったものと断定。「逃げ惑う人々らが銃器や刀剣で殺害されたり負傷した。家ごと焼かれて死亡した人々もいた」と非難した。

ロヒンギャ迫害を巡っては、西アフリカのガンビアがミャンマーを相手取り国際司法裁判所(ICJ)に提訴。10日から審理が始まっており、アウン・サン・スー・チー国家顧問が出廷している。

*カテゴリーを追加して再送します。

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

インタビュー:高市外交、「トランプ氏の要求」と「習

ビジネス

マツダと日鉄、車体開発初期から連携 鋼材集約発注で

ビジネス

アングル:金の高騰、新たな局面に「FOMO」買い浮

ワールド

インド、ロシア産原油輸入を大幅削減へ 米の新たな制
MAGAZINE
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺している動物は?
  • 3
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシアに続くのは意外な「あの国」!?
  • 4
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 7
    汚物をまき散らすトランプに『トップガン』のミュー…
  • 8
    国立大卒業生の外資への就職、その背景にある日本の…
  • 9
    ハーバードで白熱する楽天の社内公用語英語化をめぐ…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 5
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 6
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 7
    日本で外国人から生まれた子どもが過去最多に──人口…
  • 8
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシ…
  • 9
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 10
    「認知のゆがみ」とは何なのか...あなたはどのタイプ…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 3
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 4
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 5
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中