ニュース速報

ワールド

北朝鮮、バイデン氏を「末期症状の狂犬」と酷評 金氏批判巡り

2019年11月16日(土)03時11分

11月15日、北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)はジョー・バイデン前米副大統領が金正恩・朝鮮労働党委員長を中傷したとし、始末する必要のある「狂犬病にかかった犬」と辛辣に批判した。写真は11月8日、米ニューハンプシャー州で支持者に語りかけるバイデン氏(2019年 ロイター/Mike Segar)

[ソウル 15日 ロイター] - 北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は15日、ジョー・バイデン前米副大統領が金正恩・朝鮮労働党委員長を中傷したとし、始末する必要のある「狂犬病にかかった犬」と辛辣に批判した。

KCNAは論説で、バイデン氏を「認知症の末期症状」にある様子とし、「この世を去る時が来た」と主張。さらに「大胆にも北朝鮮の最高指導者の尊厳を冒とくした」とし、「バイデン氏にような狂犬を自由にさせておけば多くの人々に危害が及ぶ」と非難した。

バイデン氏がどのように金氏を中傷したかについては言及していないものの、来年の米大統領選で野党・民主党の有力候補とされるバイデン氏はトランプ大統領の北朝鮮政策に批判的な立場を示している。論説ではバイデン氏の名前のつづりに誤りもあった。

北朝鮮は5月にも、バイデン氏が金氏を批判したことを受け、バイデン氏は「人間として基本的な質に欠ける」と非難していた。[nL4N22Y0D3]

米大統領選に向けたバイデン陣営の報道官は「不快な独裁者やその称賛者がバイデン氏を脅威と感じている様子が顕著になっている」と指摘。「バイデン氏が安全や国益、価値感を米国の外交政策の柱とし、世界における米国の統率力を取り戻すことが可能だからだ」とコメントした。

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ウォルマート、オープンAIと提携 チャットGPTで

ワールド

ハマス、4人の遺体を引き渡し  イスラエルは人道支

ワールド

アルゼンチン支援、ミレイ政権与党の中間選挙勝利が前

ワールド

米の対中関税11月1日発動、中国の行動次第=UST
MAGAZINE
特集:日本人と参政党
特集:日本人と参政党
2025年10月21日号(10/15発売)

怒れる日本が生んだ「日本人ファースト」と参政党現象。その源泉にルポと神谷代表インタビューで迫る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道されない、被害の状況と実態
  • 2
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ海で「中国J-16」 vs 「ステルス機」
  • 3
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 4
    【クイズ】アメリカで最も「死亡者」が多く、「給与…
  • 5
    「中国に待ち伏せされた!」レアアース規制にトラン…
  • 6
    イーロン・マスク、新構想「Macrohard」でマイクロソ…
  • 7
    「心の知能指数(EQ)」とは何か...「EQが高い人」に…
  • 8
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 9
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 10
    「欧州最大の企業」がデンマークで生まれたワケ...奇…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな飼い主との「イケイケなダンス」姿に涙と感動の声
  • 3
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 4
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 5
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由…
  • 6
    ベゾス妻 vs C・ロナウド婚約者、バチバチ「指輪対決…
  • 7
    時代に逆行するトランプのエネルギー政策が、アメリ…
  • 8
    ウクライナの英雄、ロシアの難敵──アゾフ旅団はなぜ…
  • 9
    「中国のビットコイン女王」が英国で有罪...押収され…
  • 10
    あなたは何型に当てはまる?「5つの睡眠タイプ」で記…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 3
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 4
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 5
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中