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北朝鮮、バイデン氏を「末期症状の狂犬」と酷評 金氏批判巡り
11月15日、北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)はジョー・バイデン前米副大統領が金正恩・朝鮮労働党委員長を中傷したとし、始末する必要のある「狂犬病にかかった犬」と辛辣に批判した。写真は11月8日、米ニューハンプシャー州で支持者に語りかけるバイデン氏(2019年 ロイター/Mike Segar)
[ソウル 15日 ロイター] - 北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は15日、ジョー・バイデン前米副大統領が金正恩・朝鮮労働党委員長を中傷したとし、始末する必要のある「狂犬病にかかった犬」と辛辣に批判した。
KCNAは論説で、バイデン氏を「認知症の末期症状」にある様子とし、「この世を去る時が来た」と主張。さらに「大胆にも北朝鮮の最高指導者の尊厳を冒とくした」とし、「バイデン氏にような狂犬を自由にさせておけば多くの人々に危害が及ぶ」と非難した。
バイデン氏がどのように金氏を中傷したかについては言及していないものの、来年の米大統領選で野党・民主党の有力候補とされるバイデン氏はトランプ大統領の北朝鮮政策に批判的な立場を示している。論説ではバイデン氏の名前のつづりに誤りもあった。
北朝鮮は5月にも、バイデン氏が金氏を批判したことを受け、バイデン氏は「人間として基本的な質に欠ける」と非難していた。[nL4N22Y0D3]
米大統領選に向けたバイデン陣営の報道官は「不快な独裁者やその称賛者がバイデン氏を脅威と感じている様子が顕著になっている」と指摘。「バイデン氏が安全や国益、価値感を米国の外交政策の柱とし、世界における米国の統率力を取り戻すことが可能だからだ」とコメントした。