ニュース速報

ワールド

中国の9月原油輸入、サウジ産が最多 イラン・ベネズエラ産は減少

2019年10月25日(金)15時40分

 10月25日、中国税関総署が公表した統計によると、9月の同国の原油輸入は、サウジアラビア産が引き続き最多となった。写真は4月に山東省の港で撮影(2019年 ロイター/Jason Lee)

[北京 25日 ロイター] - 中国税関総署が25日公表した統計によると、9月の同国の原油輸入は、サウジアラビア産が引き続き最多となった。米国の制裁の影響でイラン産やベネズエラ産の輸入減少が続いていることなどが背景にある。

9月14日に起きたサウジ石油施設への攻撃による影響は10月の輸入に影響する可能性が高い。

9月のサウジ産原油の輸入は717万トン(日量約174万バレル)。前月の779万トンから減少したが、前年同月(378万4000トン)比では2倍近い水準となった。

1─9月の輸入は前年同期比55.4%増の5970万トンとなった。

一方、イラン産原油の輸入は53万8878トンと、前月の78万7657トンから減少し、前年同月の213万トンを大幅に下回った。米国の制裁や中東情勢の緊迫化が影響した。

ベネズエラ産の輸入も58万8698トンに減少。前月は145万トン、前年同月は80万8593トンだった。

中国石油天然ガス集団(CNPC)は9月、米制裁への違反を回避するため、前月に続いてベネズエラ産原油の積み込みを見送った。

リフィニティブのシニア原油アナリスト、エマ・リー氏は、ベネズエラ産原油は積み替えのハブ港となるマレーシアのタンジュン・ブルアスに送られた後、新たなグレードとして中国に輸出されていると述べた。

税関当局のデータによると、中国の9月のマレーシア産原油輸入は197万トンだった。8月の64万6236トン、7月の135万トンから大幅に増加した。

米国産の輸入は51万7982トンで、8月の101万トンから減少した。米中貿易摩擦が悪化する中、中国政府は米国産原油に5%の関税を導入した。

ロシア産の輸入は631万トン。8月は602万トン、前年同期は681万トンだった。

*内容を追加します。

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ米大統領、自身のSNSに投稿された人種差別

ビジネス

アングル:インド「高級水」市場が急成長、富裕層にブ

ビジネス

NY外為市場=ドル下落、リスク資産反発受け 円は衆

ワールド

トランプ氏、インドへの25%追加関税撤廃 ロ産石油
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近したイラン製ドローンを撃墜
  • 2
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予防のために、絶対にしてはいけないこととは?
  • 3
    エヌビディア「一強時代」がついに終焉?割って入った「最強ライバル」の名前
  • 4
    韓国ダークツーリズムが変わる 日本統治時代から「南…
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    地球の近くで「第2の地球」が発見されたかも! その…
  • 7
    鉱物資源の安定供給を守るために必要なことは「中国…
  • 8
    日経平均5万4000円台でも東京ディズニー株は低迷...…
  • 9
    【台湾侵攻は実質不可能に】中国軍粛清で習近平体制…
  • 10
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 3
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染拡大する可能性は? 感染症の専門家の見解
  • 4
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 5
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 6
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 7
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 8
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予…
  • 9
    エヌビディア「一強時代」がついに終焉?割って入っ…
  • 10
    エプスタインが政権中枢の情報をプーチンに流してい…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 5
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中