日経平均は反発、原油価格下落で 買い一巡後はもみ合い
3月10日、東京株式市場で日経平均は反発し、前営業日比1519円67銭高の5万4248円39銭で取引を終えた。写真は2020年10月、東京証券取引所で撮影(2026年 ロイター/Issei Kato)
Hiroko Hamada
[東京 10日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反発し、前営業日比1519円67銭高の5万4248円39銭で取引を終えた。一時急騰していた原油価格が下落し、過度な警戒感が後退する形で買い戻しが入った。前日に日経平均は2800円超下落したため、自律反発狙いの買いも優勢となった。ただ、中東情勢や原油動向を見極めたいとする姿勢も強く、買いが一巡した後は一進一退となった。
日経平均は前営業日比795円高で寄り付いた後、上げ幅を広げ、前場中盤に一時1966円高の5万4694円89銭まで値上がりした。前日に大きく値下がりしていた銘柄を中心に買い戻しが入り、相場を支えた。
ただ、後場に入ると上げ幅を縮小し、816円高まで水準を切り下げる場面もあった。原油先物の下げ渋りや米株先物安が重しとなった。その後は5万4000円台を軸に一進一退の展開が継続。物色面では、電線株や半導体関連の一角が堅調だったが、ソフトウェア関連は軟調に推移した。
市場では「中東情勢が収束したわけではなく、目先の原油価格の動向を見通しづらい。当面は原油動向に左右されやすい局面になりそうだ」(UBSSuMi TRUSTウェルス・マネジメントのストラテジスト、小林千紗氏)との指摘が聞かれた。
一方、高市政権の政策期待や企業業績の改善など「日本固有の要因は変わっていない」(小林氏)として、中東情勢や原油価格が落ち着けばファンダメンタルズをもとにした相場展開になるのではないか、という。
TOPIXは2.47%高の3664.28ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比2.48%高の1888.43ポイントだった。プライム市場の売買代金は7兆7116億6300万円だった。東証33業種では、鉱業以外の32業種が値上がり。非鉄金属、電気機器、卸売などの上昇が目立った。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が3.96%高の772.53ポイントと反発した。
個別では、ラクス、マネーフォワード、SansanなどSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)関連株が軟調だった。前日の米市場でSaaS株が売られた流れを引き継いだ。
一方、古河電気工業、住友電気工業が大幅高。キオクシアホールディングス、レーザーテックも大幅上昇した。指数寄与度の高いアドバンテスト、東京エレクトロン、ソフトバンクグループは堅調だった。
10日に「珈琲館」などを運営するC-United(シーユナイテッド、東京都港区)を約440億円で買収すると発表したコロワイドは小幅高だった。
プライム市場の騰落数は、値上がり1416銘柄(88%)に対し、値下がりが159銘柄(9%)、変わらずが20銘柄(1%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 54248.39 +1,519.6 53524.09 53,487.19
7 ─54,694.89
TOPIX 3664.28 +88.44 3625.03 3,619.42─
3,691.92
プライム市場指数 1888.43 +45.76 1865.72 1,865.72─
1,902.60
スタンダード市場指数 1703.78 +39.21 1683.45 1,683.45─
1,710.82
グロース市場指数 998.86 +36.40 972.70 972.70─99
9.14
グロース250指数 772.53 +29.44 751.02 751.02─77
2.68
東証出来高(万株) 280568 東証売買代金(億 77116.63
円)
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