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フリーポート、インドネシア鉱山で不可抗力宣言、 銅・金の販売減少予想

2025年09月25日(木)13時29分

 9月24日、米資源大手フリーポート・マクモランは、インドネシアにある世界最大級の金・銅鉱山のグラスベルグ鉱山について不可抗力を宣言し、第3・四半期の銅と金の売上高が減少するとの予想を示した。写真はアリゾナ州の鉱山で2022年6月撮影(2025年 ロイター/Ernest Scheyder)

Pooja Menon

[24日 ロイター] - 米資源大手フリーポート・マクモランは24日、インドネシアにある世界最大級の金・銅鉱山のグラスベルグ鉱山について不可抗力を宣言し、第3・四半期の銅と金の売上高が減少するとの予想を示した。同社株は10.4%下落した。

グラスベルグ鉱山では今月、大量の土砂が流れ込み、地下にいた作業員が閉じ込められる事故が発生し、操業を停止した。先週、死亡した作業員2人を発見した。

フリーポートは24日、同鉱山の段階的な操業再開と操業拡大が2026年前半になり、インドネシアでの26年の生産量が、従来予想より約35%減少する可能性があると述べた。

フリーポートの発表を受けて、ロンドン金属取引所(LME)の銅価格は3%以上上昇し、15カ月以上ぶりの高値を付けた。25日の上海先物取引所でも銅先物が6カ月ぶり高値を付けた。

ゴールドマン・サックスは25日、グラスベルグ鉱山事故の影響で「銅の供給が推定525キロトン失われる」と指摘し、25年下半期の世界供給量予測を160キロトン、26年の予測を200キロトン下方修正した。

ロイター
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