ニュース速報
ビジネス

情報BOX:大手金融各社、FRB利下げ予想修正 雇用統計受け

2025年01月14日(火)01時05分

2024年12月の米雇用統計が予想外に堅調な内容となったことを受け、一部の大手金融会社は、米連邦準備理事会(FRB)による25年の利下げ幅予想を縮小した。2012年4月撮影(2025年 ロイター/Joshua Roberts)

[13日 ロイター] - 2024年12月の米雇用統計が予想外に堅調な内容となったことを受け、一部の大手金融会社は、米連邦準備理事会(FRB)による25年の利下げ幅予想を縮小した。

バンク・オブ・アメリカ・グローバル・リサーチはメモで、金融緩和サイクルは終了したと考えており、FRBは長期間にわたって金利を据え置く公算が大きいとした一方、「次の動きに絡むリスクは利上げに傾いている」との見方を示した。

12月の非農業部門雇用者数は25万6000人増加し、市場予想の16万人増を上回ったほか、失業率は4.1%と、前月の4.2%から低下した。

大手金融各社の最新予想は以下の通り。

利下げ予想(bp)

証券会社名 1月FOMC 25年 フェデラルファンド(FF)金利

BofAグローバルリサーチ 利下げなし 利下げなし 4.25─4.50%(12月末)

バークレイズ 利下げなし 25(6月) 4.00─4.25%(25年末)

ゴールドマン・サックス 利下げなし 50(6月、12月) 3.75─4.00%(12月まで)

JPモルガン 利下げなし 75(6月開始) 3.50─3.75%(25年9月まで)

モルガン・スタンレー 利下げなし 50(25年6月まで) 3.75─4.00%(25年6月まで)

ドイツ銀行 利下げなし 利下げなし 4.25─4.50%(25年末)

ING 利下げなし 75 3.50─3.75%

UBSグローバル・ウェルス・マネジ 利下げなし 50 3.75─4.00%(25年末)

メント

シティグループ 利下げなし 125(5月開始) 3.00─3.25%(25年末)

マッコーリー 利下げなし 25 4.00─4.25%

ベレンベルク 利下げなし 利下げなし 4.25─4.50%(25年末)

スコシアバンク 利下げなし 50 3.75─4.00%(25年末)

ウェルズ・ファーゴ 利下げなし ─ ─

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米国株式市場・午前=ナスダック一時1週間ぶり安値、

ワールド

プーチン氏、マドゥロ政権に支持表明 経済協力も協議

ワールド

米印首脳が電話会談、二国間関係や国際情勢など協議

ビジネス

米9月貿易赤字10.9%減、予想外の縮小 20年6
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
2025年12月16日号(12/ 9発売)

45年前、「20世紀のアイコン」に銃弾を浴びせた男が日本人ジャーナリストに刑務所で語った動機とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    人手不足で広がり始めた、非正規から正規雇用へのキャリアアップの道
  • 2
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア空軍の専門家。NATO軍のプロフェッショナルな対応と大違い
  • 3
    【クイズ】「100名の最も偉大な英国人」に唯一選ばれなかった「ビートルズ」のメンバーは?
  • 4
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 5
    首や手足、胴を切断...ツタンカーメンのミイラ調査開…
  • 6
    「何これ」「気持ち悪い」ソファの下で繁殖する「謎…
  • 7
    受け入れ難い和平案、迫られる軍備拡張──ウクライナ…
  • 8
    ピットブルが乳児を襲う現場を警官が目撃...犠牲にな…
  • 9
    「安全装置は全て破壊されていた...」監視役を失った…
  • 10
    悪化する日中関係 悪いのは高市首相か、それとも中国…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 4
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 5
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 6
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 7
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 8
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 9
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い…
  • 10
    仕事が捗る「充電の選び方」──Anker Primeの充電器、…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 9
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中