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コメルツ銀行株取得、独政府の信頼得ていた=ウニクレディトCEO

2024年09月20日(金)09時21分

9月19日、イタリアの大手銀行ウニクレディトのアンドレア・オーセルCEOは、ドイツのコメルツ銀行の4.5%の株式をドイツ政府から買い取ることができたのは「ドイツ政府がウニクレディトを信頼できる適切な投資家とみているからだ」との見解を示した。写真は2017年9月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

Valentina Za

[ミラノ 19日 ロイター] - イタリアの大手銀行ウニクレディトのアンドレア・オーセル最高経営責任者(CEO)は19日、ドイツのコメルツ銀行の4.5%の株式をドイツ政府から買い取ることができたのは「ドイツ政府がウニクレディトを信頼できる適切な投資家とみているからだ」との見解を示した。イタリア紙のイル・メッサジェロのインタビューで語った。

一方、敵対的な株式公開買い付け(TOB)といった「積極的な行動」は考えていないとも表明した。

オーセル氏は、ウニクレディトがドイツ政府としばらく話し合いを続けてきたとして「私は今夏、家族が休暇を過ごしていた海辺の保養地と、ドイツを行ったり来たりしていた」と明かした。

ウニクレディトは市場で買い付けた分を含めてコメルツ銀行の約9%の株式を保有しており、民間投資家としてコメルツ銀行の最大の株主となっている。

オーセル氏はドイツ紙FAZに対しては、保有している約9%は「かなりの株式だが、侵略的な株式ではない。私たちは完全に買収する提案もできたが、それはしなかった」とコメントした。

ロイター
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