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午後3時のドルはじり高142円後半、売買交錯し上下動

2024年09月12日(木)15時32分

 9月12日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル高/円安の142円後半で取引されている。写真は1ドル紙幣。2021年11月撮影(2024年 ロイター/Murad Sezer)

Shinji Kitamura

[東京 12日 ロイター] -

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル高/円安の142円後半で取引されている。日中は明確な手がかりに欠け、実需や短期筋の売買が交錯し、142円台を何度も上下する展開が続いた。

序盤は前日海外の流れを引き継ぐ形で買いが先行した。日経平均が寄り付き直後から1000円超上昇する中、円売りが強まり朝方の安値142円前半から後半へ上昇した。

しかし、仲値公示と前後して実需とみられる売りが強まると、すぐに142円前半へ反落した。同時に伝わった田村直樹日銀審議委員の発言内容がタカ派的と受け止められたことが、円が買われる一因になったとの指摘もあった。

昼にかけて142円半ばでもみあいが続き、売りが次第に勢いを欠くと、午後は再び買いが優勢となって142円後半へ切り返した。市場では「9月米連邦公開市場委員会(FOMC)の利下げ幅は0.25%で見方が収れんしてきた。しかし、その先はまだ不透明要因が多く見方が交錯している」(FX会社関係者)ことが、売買の交錯や値動きの不安定さにつながっているという。

きょうは欧州中央銀行(ECB)が開く理事会が注目を集めている。0.25%の利下げがほぼ確実視されているが、今後の利下げペースに対する市場の見方が定まっていないだけに、ユーロの変動がドルや円に影響を与える可能性がある。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 142.83/142.84 1.1020/1.1022 157.43/157.45

午前9時現在 142.64/142.65 1.1010/1.1011 157.04/157.07

NY午後5時 142.36/142.37 1.1011/1.1014 156.77/156.79

ロイター
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