ニュース速報
ビジネス

ムーディーズ、モルディブを格下げ デフォルトのリスク高まる

2024年09月12日(木)11時18分

 9月11日、ムーディーズは、モルディブの信用格付けを引き下げた。写真はモルディブの旗。同国のマレで2013年9月撮影(2024 ロイター/Dinuka Liyanawatte)

Marc Jones

[ロンドン 11日 ロイター] - ムーディーズは11日、モルディブの信用格付けを引き下げた。債務危機が発生し、イスラム国債で初めてのデフォルト(債務不履行)のリスクが高まっているとし、数カ月以内にさらに格下げする可能性があるとした。

「格下げの決定はデフォルトのリスクが著しく高まったというわれわれの評価による基づくものだ」とし、同国の格付けを「Caa2」に引き下げ、再度格下げを検討中とした。

モルディブの「脆弱な対外流動性状況は、短期的な資金調達がなければさらに悪化する可能性が高い」と警告した。

新型コロナ渦はモルディブの重要産業である観光に打撃を与えた。観光客数は完全に回復しているものの、インドと中国からの融資返済コストが大きな負担になっている。

ムーディーズは「外貨準備高を増強するため外部資金を確保できるかどうかを格付けのレビューで主に評価する」と説明した。

ムーディーズの推計によると、同国の外貨準備は8月末時点で4億3700万ドルだった。これは、輸入の約1カ月半分しかカバーできない水準。

準備金は2025年に約6億─7億ドル、26年には10億ドルを超える対外債務返済に必要な額を「大幅に下回っている」と指摘した。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米、ベネズエラ原油のキューバ転売認可へ 国務長官は

ワールド

米政権、テック大手とホワイトハウスで来週会合 電気

ビジネス

FRB巡る政治的争い、国民の信頼を損ねる=アトラン

ビジネス

NY外為市場=円下落、156円台半ば 「リフレ派」
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 2
    最高裁はなぜ「今回は」止めた?...トランプ関税を違憲とした「単純な理由」
  • 3
    3頭のクマがスキー客を猛追...ゲレンデで撮影された「恐怖の瞬間」映像が話題に
  • 4
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 5
    【クイズ】サメによる襲撃事件が最も多い国はどこ?
  • 6
    2月末に西の空で起こる珍しい天体現象とは? 「チャ…
  • 7
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 8
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 9
    住宅の4~5割が空き家になる地域も......今後30年で…
  • 10
    「IKEAも動いた...」ネグレクトされた子猿パンチと「…
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 3
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 4
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
  • 5
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 6
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 7
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 8
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 9
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 10
    ロシアに蔓延する「戦争疲れ」がプーチンの立場を揺…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 5
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 6
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中