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全米自動車労組委員長がトランプ氏批判、バイデン氏支持は未決定

2024年01月23日(火)10時45分

 1月22日、全米自動車労働組合(UAW)のショーン・フェイン委員長は、記者団に対する発言でトランプ前大統領を批判した。米首都ワシントンで2023年11月撮影(2024年 ロイター/Elizabeth Frantz)

David Shepardson

[ワシントン 22日 ロイター] - 全米自動車労働組合(UAW)のショーン・フェイン委員長は22日、記者団に対する発言でトランプ前大統領を批判した。ただ、11月の米大統領選でUAWがどの候補を支持するかはまだ決めていないと述べ、バイデン大統領への支持表明は見送った。

バイデン大統領が今週、UAWメンバーに対して演説を行う可能性があるとの報道についてはコメントを控えた。

フェイン氏は私見として、トランプ氏の実績と「人となりは(中略)、何から何までわれわれの信条と大いに反する」と説明。「国境警備であれ何であれ、金持ちが単一の争点(シングルイシュー)を持ち出してわれわれを分断するのをやめさせ、重要な問題に着目しよう。衣食住の問題だ」と述べ、経済格差ではなくメキシコとの国境問題などに焦点を絞るトランプ氏の姿勢を批判した。

自動車労働者の支持を獲得することは、ミシガン州のような激戦州で勝敗の鍵を握る可能性がある。

バイデン氏は、電気自動車(EV)大手テスラやトヨタ自動車などで労組を組織化しようとするUAWの取り組みを強く支持してきたほか、UAW労働者による大手自動車メーカー3社に対するストライキ現場を訪れるという異例の対応を採った。

トランプ氏はEV政策を巡ってフェイン氏とバイデン政権を批判している。

ロイター
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