防衛財源、剰余金上振れで「1兆円超を追加確保」=鈴木財務相
![](https://f.img-newsweekjapan.jp/headlines/images/biz/2023/12/08/2023-12-08T000602Z_1_LYNXMPEJB7005_RTROPTP_3_G7-INDIA-FX-JAPAN.jpg)
12月8日、 鈴木俊一財務相は防衛力強化に伴う財源確保を巡り、「6月以降の精査で2022年度の一般会計や外為特会における決算剰余金の上振れなどにより、1兆円を超える規模の追加確保が見込める状況」と表明した。写真は、2023年7月16日にインド・ガンディナガールで会見する同財務相。(2023年 ロイター/Amit Dave)
Takaya Yamaguchi
[東京 8日 ロイター] - 鈴木俊一財務相は8日、防衛力強化に伴う財源確保を巡り、「6月以降の精査で2022年度の一般会計や外為特会における決算剰余金の上振れなどにより、1兆円を超える規模の追加確保が見込める状況」と表明した。閣議後会見で語った。
防衛増税先送りの検討状況については「税外収入の上積みやほかの追加収入も含めた状況を踏まえ、柔軟に判断するとされている」と言及した。
一方、現状では「実施時期も含め、与党税制調査会において議論されるものと承知している」とし、先送りに関し「結論はまだ出ていない」との認識を示した。
会見では、足元の為替動向について問われ「為替相場の状況とか対応については相場に影響を与えかねず、コメントを控える」とした。「市場の動向についてはしっかりと注視していきたい」との考えも併せて述べた。