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ボーダフォンとハチソン、9日にも英事業統合発表=関係筋

2023年06月08日(木)00時20分

英通信大手ボーダフォンと香港の複合企業、CKハチソン・ホールディングス(長江和記実業)が英国の携帯電話事業の統合交渉が最終段階にあり、早ければ9日にも発表される見込みになったことが分かった。関係者3人がロイターに明らかにした。(2023年 ロイター/Jason Cairnduff)

[香港/ロンドン 7日 ロイター] - 英通信大手ボーダフォンと香港の複合企業、CKハチソン・ホールディングス(長江和記実業)が英国の携帯電話事業の統合交渉が最終段階にあり、早ければ9日にも発表される見込みになったことが分かった。関係者3人がロイターに明らかにした。

ボーダフォンの株価は、7日にこのニュースが報道された後に3%上昇した。

ボーダフォンが新会社の株式の51%、ハチソンが49%をそれぞれ保有する。負債を含めた時価総額は約150億ポンド(186億ドル)となる可能性がある。ボーダフォンとCKハチソンが昨年10月に英携帯電話事業の統合協議を進めていることを発表した内容とほぼ同じになると関係者の1人が語った。

両社は昨年10月、統合は現金のやりとりではなく、債務の所有権の調整で進めると発表していた。

統合協議は長引き、ハチソンのフランク・ジョン・シクスト最高財務責任者(CFO)は今年5月、統合の完遂が「極めて困難」になっていると述べていた。

統合が実現すると約2700万人の顧客を持つ英国最大の携帯電話事業者となり、BT傘下のEEや、ヴァージン・メディアO2を上回る。

今回の統合は、主要市場での携帯電話事業者を4つから3つへ減らすことに反対してきた規制当局の厳しい判断に直面することになる。CKハチソンとボーダフォンはコメントを控えた。

ロイター
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