[ロンドン 17日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は17日、英国の労働市場が緩んでいるいくつかの兆候が見られるが、労働者不足によるインフレ圧力のリスクが解消されたとみるのは早計との認識を示した。
英国商工会議所での講演で述べた。
16日に発表された指標で職探しをする人が増え、求人件数が減ったことに言及し「労働市場がやや緩んでいる兆しがある」と指摘した。また賃金の上昇が今年さらに鈍化する兆候があるとした。
「しかし労働市場の逼迫感の緩和は2月に予想したよりもペースが遅い。労働市場は依然として非常に引き締まっている」とも述べた。
予想通り総合インフレ率が今年急速に低下したとしても、賃上げ要求などの2次的効果が急速になくなることはないとの見方を示した。
英経済について「2カ月ほど(a couple of months)前より若干明るく見える」と述べ、リセッション(景気後退)の可能性はないとした中銀の最新の予想に改めて言及した。