zzzzz

ニュース速報

ビジネス

中国スマホ出荷13%減、22年は10年間で最低に=調査会社

2023年01月30日(月)15時14分

 1月29日、中国の2022年のスマートフォン出荷台数は前年比13%減の2億8600万台と、過去10年で最大の落ち込み幅となった。上海で2015年撮影(2023年 ロイター/Aly Song)

[上海 29日 ロイター] - 中国の2022年のスマートフォン出荷台数は前年比13%減の2億8600万台と、過去最大の落ち込み幅となった。調査会社IDCが発表した。

出荷台数は13年以来最低で、3億台を下回ったのもその時以来初めてという。

昨年の中国経済は厳格な新型コロナウイルス規制によって大幅に圧迫された。

調査会社カナリスで中国スマホ業界を担当するルーカス・チョン氏は「厳しいパンデミック抑制策により、個人消費が保守的になった」と語った。

IDCによると、基本ソフト(OS)「アンドロイド」搭載端末メーカーのVivo(ビボ)は市場シェア18.6%で、この1年間で最も売れたブランドとなった。ただ、出荷台数は前年比25.1%減だった。

2位は中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)から分離・独立(スピンオフ)したHonor(オナー)で、出荷台数は低い水準からではあったものの34%以上伸びた。

アップルはOppo(オッポ)と同率で第3位となり、前年の4位から順位を上げた。

IDCによると、アップルの販売全体は前年比4.4%減。オナーを除く他のライバル社全ては2桁減だった。

30日付のカナリスによる別のリポートによると、22年第4・四半期のアップルの端末販売台数は前年同期比24%減の1640万台。小米(シャオミ)は37.3%減、オナーは14.1%減だった。

中国でアップルの出荷台数が前年同期比で減少したのは、コロナ感染第1波が同国を襲った20年初頭以来初めて。カナリスによると、最新のiPhoneシリーズの発売が早まったことに加え、鄭州市の主要工場で労働者の抗議活動が発生し、サプライチェーン(供給網)に影響が出たことが原因という。

ただ、アップルはこの四半期に中国で最も売れたスマホメーカーであり続け、過去最高の市場シェアを記録したという。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:アルゼンチン止まらぬ物価高、隣国の町もゴ

ビジネス

アングル:肥満症薬に熱視線、30年代初頭までに世界

ワールド

イスラエル、新休戦案を提示 米大統領が発表 ハマス

ビジネス

米国株式市場=ダウ急反発、574ドル高 インフレ指
MAGAZINE
特集:イラン大統領墜落死の衝撃
特集:イラン大統領墜落死の衝撃
2024年6月 4日号(5/28発売)

強硬派・ライシ大統領の突然の死はイスラム神権政治と中東の戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    F-16はまだか?スウェーデン製グリペン戦闘機の引き渡しも一時停止に

  • 2

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入、強烈な爆発で「木端微塵」に...ウクライナが映像公開

  • 3

    「ポリコレ」ディズニーに猛反発...保守派が制作する、もう1つの『白雪姫』とは

  • 4

    インドで「性暴力を受けた」、旅行者の告発が相次ぐ.…

  • 5

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発…

  • 6

    「人間の密輸」に手を染める10代がアメリカで急増...…

  • 7

    「集中力続かない」「ミスが増えた」...メンタル不調…

  • 8

    自爆ドローンが、ロシア兵に「突撃」する瞬間映像を…

  • 9

    ロシアT-90戦車を大破させたウクライナ軍ドローン「…

  • 10

    米女性の「日焼け」の形に、米ネットユーザーが大騒…

  • 1

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発」で吹き飛ばされる...ウクライナが動画を公開

  • 2

    自爆ドローンが、ロシア兵に「突撃」する瞬間映像をウクライナが公開...シャベルで応戦するも避けきれず

  • 3

    「なぜ彼と結婚したか分かるでしょ?」...メーガン妃がのろけた「結婚の決め手」とは

  • 4

    中国海軍「ドローン専用空母」が革命的すぎる...ゲー…

  • 5

    ハイマースに次ぐウクライナ軍の強い味方、長射程で…

  • 6

    仕事量も給料も減らさない「週4勤務」移行、アメリカ…

  • 7

    都知事選の候補者は東京の2つの課題から逃げるな

  • 8

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 9

    少子化が深刻化しているのは、もしかしてこれも理由?

  • 10

    ウクライナ軍ブラッドレー歩兵戦闘車の強力な射撃を…

  • 1

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 2

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 3

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 4

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 5

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 6

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 7

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発…

  • 8

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

  • 9

    大阪万博でも「同じ過ち」が繰り返された...「太平洋…

  • 10

    自爆ドローンが、ロシア兵に「突撃」する瞬間映像を…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中