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三菱UFJ、フィリピン・インドネシアでノンバンク買収へ 約870億円

2022年11月24日(木)16時57分

三菱UFJフィナンシャル・グループは24日、フィリピンとインドネシアでノンバンクを買収する計画を正式発表した。写真は2016年5月、東京で撮影(2022年 ロイター/Thomas Peter)

[東京 24日 ロイター] - 三菱UFJフィナンシャル・グループは24日、フィリピンとインドネシアでノンバンクを買収する計画を正式発表した。東南アジアの消費拡大を見据え、リテール事業の強化・拡大を図る。買収完了は来年の3―6月頃を目指している。

三菱UFJ傘下のタイ・アユタヤ銀行を通じ、オランダの個人ローン事業者ホームクレジットのフィリピンとインドネシアの現地法人を買収する。フィリピンは発行済みの全株式、インドネシアは85%の株式を買い取ることを決定した。買収額は合わせて5億9600万ユーロ(約870億円)を見込む。

ホームクレジットは、ショッピングモールや自動車販売店などでの商品購入時に提供するPOS(Point of Sale)ローンと呼ばれる割賦ローンを中心に個人ローン事業を展開している。

同行幹部は、さらなるM&Aなど東南アジアでの事業拡大について「コンシューマーファイナンスのフィールドは引き続き見ていきたい」とし、今後成長が見込まれるオンラインでコンシューマーファイナンスを手掛けている企業などは対象としてみていきたいと述べた。

ロイター
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