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ホンダ、通期営業益8300億円へ上方修正 4─6月期は8.6%減
8月10日、ホンダが発表した2022年4─6月期の連結決算(国際会計基準)は、営業利益が前年同期比8.6%減の2222億円だった。写真は上海市で2021年4月撮影(2022年 ロイター/Aly Song)
[東京 10日 ロイター] - ホンダが10日発表した2022年4─6月期の連結決算(国際会計基準)は、営業利益が前年同期比8.6%減の2222億円だった。半導体不足や新型コロナウイルス感染拡大による中国・上海ロックダウン(都市封鎖)の影響で四輪の生産・販売が減少した。一方、足元の円安などを反映し、23年3月期通期の連結業績予想では売上収益(売上高に相当)と営業利益を上方修正した。
通期の営業利益予想は前年比4.7%減の8300億円。従来は7.0%減の8100億円を見込んでいた。為替の円安効果で800億円利益を押し上げる。
上方修正後の通期の営業利益予想は、アナリスト24人による予測平均値(IBESのコンセンサス予想)9074億円を下回っている。
通期の売上収益は同15.1%増の16兆7500億円(従来は11.7%増の16兆2500億円)を計画。純利益は従来の0.4%増の7100億円を据え置いた。通期の前提為替レートは1ドル=125円(従来は120円)に円安方向へ見直した。