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フィッチ、世界のソブリン債見通し下げ 金利上昇やインフレで

2022年07月01日(金)09時39分

[ロンドン 30日 ロイター] - 格付け会社フィッチは30日、世界的な借り入れコスト上昇やデフォルト(債務不履行)拡大の懸念を背景に、ソブリン債に関する見通しを「改善」から「中立」に引き下げた。

ウクライナとロシアの戦争によってインフレ高進や貿易の混乱、景気低迷といった問題が生じ、ソブリン債の信用状況を悪化させていると指摘した。

フィッチのソブリン担当グローバル責任者、ジェームズ・マコーマック氏は「金利上昇が政府の債務返済コストを高めている」とし、「エクスポージャーが最も大きいのは新興国ソブリンだが、ユーロ圏など先進国でも一部の高債務国がリスクにさらされている」と述べた。

コモディテイー(商品)輸出国は物価上昇の恩恵を受けるが、エネルギーや食料の大部分を輸入せざるを得ない国は苦境に置かれる。

マコーマック氏は、新興国の中でもコモディティーの純輸入国は今年、名目上も外貨準備との相対でも対外資金需要が最も高くなると指摘。

「これらの国は世界的な資金調達条件の悪化に直面している。格付けが『B』カテゴリー以下のソブリンの割合が過去最高となる中、さらなるデフォルトが発生する可能性がある」との見方を示した。

ロイター
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