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米ディズニー取締役会、チャペックCEOの契約を3年延長
6月28日、米娯楽大手ウォルト・ディズニーの取締役会は、ボブ・チャペック最高経営責任者(CEO、写真)の契約を3年間延長することを満場一致で決定した。写真はマサチューセッツ州 ボストン で昨年11月撮影(2022年 ロイター/Katherine Taylor)
[ロサンゼルス 28日 ロイター] - 米娯楽大手ウォルト・ディズニーの取締役会は28日、ボブ・チャペック最高経営責任者(CEO)の契約を3年間延長することを満場一致で決定した。
ディズニーに30年所属するチャペック氏(63)は2020年2月、ボブ・アイガー氏の後任としてCEOに就任。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で事業が混乱するわずか数カ月前のタイミングだった。
取締役会議長のスーザン・アーノルド氏は声明で「ディズニーはパンデミックによって厳しい状況に置かれたが、チャペックCEOの指揮の下、テーマパークからストリーミングまで当社のビジネスは嵐を乗り切っただけでなく、強さを取り戻した」と指摘。「彼は現在のディズニーに適したリーダーであり、取締役会は彼とそのリーダーシップ・チームに全幅の信頼を置いている」とした。
一部では、チャペック氏が学校でのLGBTQ(性的少数者)議論を制限するフロリダ州法案への非難を当初拒否したため、地位が危ういのではないかと考えられていた。
ディズニーが最終的にこの法案に反対を表明すると、フロリダ州知事はオーランドのディズニー・ワールドの自治権を剥奪する法案に署名したが、この法律はまだ発効していない。
同社の最重要課題であるストリーミングサービス「ディズニー+(プラス)」は、パンデミック中に大きく成長し、3月時点で全世界の加入者数は1億3770万人に達した。