ニュース速報

ビジネス

米ディズニー取締役会、チャペックCEOの契約を3年延長

2022年06月29日(水)14時51分

 6月28日、米娯楽大手ウォルト・ディズニーの取締役会は、ボブ・チャペック最高経営責任者(CEO、写真)の契約を3年間延長することを満場一致で決定した。写真はマサチューセッツ州 ボストン で昨年11月撮影(2022年 ロイター/Katherine Taylor)

[ロサンゼルス 28日 ロイター] - 米娯楽大手ウォルト・ディズニーの取締役会は28日、ボブ・チャペック最高経営責任者(CEO)の契約を3年間延長することを満場一致で決定した。

ディズニーに30年所属するチャペック氏(63)は2020年2月、ボブ・アイガー氏の後任としてCEOに就任。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で事業が混乱するわずか数カ月前のタイミングだった。

取締役会議長のスーザン・アーノルド氏は声明で「ディズニーはパンデミックによって厳しい状況に置かれたが、チャペックCEOの指揮の下、テーマパークからストリーミングまで当社のビジネスは嵐を乗り切っただけでなく、強さを取り戻した」と指摘。「彼は現在のディズニーに適したリーダーであり、取締役会は彼とそのリーダーシップ・チームに全幅の信頼を置いている」とした。

一部では、チャペック氏が学校でのLGBTQ(性的少数者)議論を制限するフロリダ州法案への非難を当初拒否したため、地位が危ういのではないかと考えられていた。

ディズニーが最終的にこの法案に反対を表明すると、フロリダ州知事はオーランドのディズニー・ワールドの自治権を剥奪する法案に署名したが、この法律はまだ発効していない。

同社の最重要課題であるストリーミングサービス「ディズニー+(プラス)」は、パンデミック中に大きく成長し、3月時点で全世界の加入者数は1億3770万人に達した。 

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

インドGDP、7─9月期は前年同期比8.2%増 予

ワールド

今年の台湾GDP、15年ぶりの高成長に AI需要急

ビジネス

伊第3四半期GDP改定値、0.1%増に上方修正 輸

ビジネス

独失業者数、11月は前月比1000人増 予想下回る
MAGAZINE
特集:ガザの叫びを聞け
特集:ガザの叫びを聞け
2025年12月 2日号(11/26発売)

「天井なき監獄」を生きるパレスチナ自治区ガザの若者たちが世界に向けて発信した10年の記録

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 2
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙すぎた...「心配すべき?」と母親がネットで相談
  • 3
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファール勢ぞろい ウクライナ空軍は戦闘機の「見本市」状態
  • 4
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体…
  • 5
    【寝耳に水】ヘンリー王子&メーガン妃が「大焦り」…
  • 6
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 7
    「攻めの一着すぎ?」 国歌パフォーマンスの「強めコ…
  • 8
    【クイズ】世界遺産が「最も多い国」はどこ?
  • 9
    がん患者の歯のX線画像に映った「真っ黒な空洞」...…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 1
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 2
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 3
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やってはいけない「3つの行動」とは?【国際研究チーム】
  • 4
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 5
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワ…
  • 6
    海外の空港でトイレに入った女性が見た、驚きの「ナ…
  • 7
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファ…
  • 8
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 9
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベー…
  • 10
    老後資金は「ためる」より「使う」へ──50代からの後…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中