ニュース速報

ビジネス

セルシウス資金引き出し停止問題、米5州の証券当局が調査中

2022年06月17日(金)09時32分

 暗号資産(仮想通貨)預かり・貸し付けサービスの米セルシウスが顧客の全口座からの資金引き出しを停止している問題で、テキサス州証券監督当局の執行責任者ジョセフ・ロタンダ氏は6月16日ロイターに対し、同州とアラバマ、ケンタッキー、ニュージャージー、ワシントン計5州当局が調査に乗り出していると語った。13日撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

[ワシントン 16日 ロイター] - 暗号資産(仮想通貨)預かり・貸し付けサービスの米セルシウスが顧客の全口座からの資金引き出しを停止している問題で、テキサス州証券監督当局の執行責任者ジョセフ・ロタンダ氏は16日ロイターに対し、同州とアラバマ、ケンタッキー、ニュージャージー、ワシントン計5州当局が調査に乗り出していると語った。

ロタンダ氏によると、13日午前にこの問題で当局者が初めて協議し、調査に踏み切った。同氏はこの調査を最優先課題と見なしていると語った。

セルシウスは極端な市場環境になっていることを理由に、口座からの引き出しや口座間の送金などを停止すると発表。長期的に資金引き出し義務に応じやすくするための措置だと主張している。

しかしロタンダ氏は「個人投資家の多数を含む顧客がただちに資産にアクセス必要があるかもしれないのに、口座からまだ引き出せないことが極めて懸念される。自分たちの投資資金にアクセスできないことは、金融上の重大な事態につながりかねない」と懸念をあらわにした。

アラバマ州証券委員会ディレクターのジョセフ・ボーグ氏も調査を認めた。セルシウスがこれまでのところ当局の問い合わせに応じようとしているとした上で、調査は始まったばかりだと述べた。同氏によると、米証券取引委員会(SEC)もセルシウスに連絡を取っている。

セルシウスと同社のマシンスキー最高経営責任者(CEO)はコメント要請に回答しなかった。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米CB消費者信頼感、3月は小幅上昇 1年後インフレ

ワールド

仏伊、イラン作戦関与航空機の基地使用など拒否 スペ

ワールド

米「数日が決定的局面」、イランは米企業への攻撃示唆

ワールド

米USTR代表「WTO脱退の準備ない」、貿易不均衡
MAGAZINE
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
2026年4月 7日号(3/31発売)

国際基準の情報開示や多様な認証制度──本当の「持続可能性」が問われる時代へ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引、インサイダー疑惑が市場に波紋
  • 3
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イラン恐怖」の正体
  • 4
    初の女性カンタベリー大主教が就任...ウィリアム皇太…
  • 5
    年金は何歳からもらうのが得? 男女で違う「最適な受…
  • 6
    中国がイラン戦争最大の被害者? 習近平の誤った経…
  • 7
    韓国・週4.5日労働制が問いかけるもの ──「月曜病」解…
  • 8
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 9
    アリサ・リュウの自由、アイリーン・グーの重圧
  • 10
    北京に代わる新都市構想は絵に描いた餅のまま...大幅…
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 3
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 4
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 5
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 6
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊…
  • 7
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 8
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終…
  • 9
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 10
    オランウータンに「15分間ロックオン」された女性のS…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中