ニュース速報

ビジネス

EU、ロシア産原油の禁輸は関税と組み合わせ可能=米財務長官

2022年05月18日(水)08時59分

 イエレン米財務長官は17日、欧州連合(EU)がロシアのエネルギー関連収入に打撃を与えるために実施を目指している同国産原油の段階的な禁輸措置は、輸入関税と組み合わせることが可能との見方を示した。写真はロシアのボルゴグラードの製油所。4月22日撮影(2022年 ロイター)

[ブリュッセル 17日 ロイター] - イエレン米財務長官は17日、欧州連合(EU)がロシアのエネルギー関連収入に打撃を与えるために実施を目指している同国産原油の段階的な禁輸措置は、輸入関税と組み合わせることが可能との見方を示した。

財務省当局者によると、今週開催される主要7カ国(G7)財務相会合でロシア産原油への関税案が示される見通し。ロシア産原油の流通を維持することで全面禁輸で想定されるような価格高騰は避けられる一方で、ロシア政府の原油輸出収入は限定できるとした。

EU欧州委員会はウクライナに侵攻を続けるロシアへの追加制裁として段階的な原油禁輸の方針を示したが、東欧の一部の国が反対の姿勢を崩していない。

イエレン氏は、17日にフォンデアライエン欧州委員長と欧州のロシア産エネルギーへの依存を低下させるための幅広い選択肢について協議したと説明。その上で関税と禁輸の2つの選択肢は「組み合わせることが可能」と語った。

EU内で合意可能ないかなる方針も支持するが、「ロシア産石油への依存を低下させることが非常に重要」だと強調した。

EUのエネルギー需要を満たすために、世界の石油・ガス供給を拡大する取り組みなどで米国が協力する考えも示した。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

G7、一方的措置でなく共通の解決策を模索する必要=

ビジネス

米当局と緊密に連携し「適切に対応」、今夕の円急騰に

ワールド

ウクライナ第2の都市ハルキウに攻撃、広範囲に停電 

ビジネス

ECB、ロシアの軍事的ショックに備える必要=リトア
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 2
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化はなぜ不可逆なのか
  • 3
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに...宇宙船で一体何が?
  • 4
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 5
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 6
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパ…
  • 7
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 8
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低…
  • 9
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰…
  • 10
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」…
  • 1
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 2
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡張に新たな対抗手段
  • 3
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コングスベルグ社のNSMにも似ているが...
  • 4
    データが示す、中国の「絶望的な」人口動態...現実味…
  • 5
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な…
  • 6
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 7
    ニュージーランドの深海に棲む、300年以上生きている…
  • 8
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」…
  • 9
    40代からは「積立の考え方」を変えるべき理由──資産…
  • 10
    麻薬中毒が「アメリカ文化」...グリーンランド人が投…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 6
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 9
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 10
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中