ニュース速報

ビジネス

チャーリー・マンガー氏、米中関係悪化を憂慮 仮想通貨を批判

2022年02月17日(木)12時42分

 米著名投資家ウォーレン・バフェット氏の盟友で投資会社バークシャー・ハザウェイ副会長のチャーリー・マンガー氏(写真)は16日、米中間の緊張をエスカレートさせるのは「全く馬鹿げている」と主張した。ロサンゼルスで2017年2月撮影(2022年 ロイター/Lucy Nicholso)

[16日 ロイター] - 米著名投資家ウォーレン・バフェット氏の盟友で投資会社バークシャー・ハザウェイ副会長のチャーリー・マンガー氏は16日、米中間の緊張をエスカレートさせるのは「全く馬鹿げている」と主張した。

仮想通貨については「軽蔑にも値しない」とし、禁止すべきだったとの認識を示した。

マンガー氏は98歳。ロサンゼルスの新聞出版社デイリー・ジャーナルの年次会合で2時間近くにわたって質問に答えた。

同氏は、以前から中国に強気の姿勢を示しており、中国の電気自動車大手BYD(比亜迪)などへの投資を手掛けた。

最近の米中関係悪化については、統治制度の違いだけでは正当化できないとし、一方が他方より良いことをしているから関係が悪化したわけでもないと主張。

「米中がうまくやっていくことを願う。米中が今の緊張状態に至ったのは全く馬鹿げている。中国は米国を好きになるべきであり、米国は中国を好きになるべきだ」と述べた。

仮想通貨については、最初から禁止すべきだったと発言。「手を出さなかったことを誇りに思う。性感染症のようなものだ」とし「軽蔑にも値しない。現代的だと言う人もいるが、強奪、誘拐、脱税に便利な通貨を歓迎しているだけだ」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:米移民の「聖域」でなくなった教会、拘束恐

ワールド

トランプ氏、NATOにロシア産原油購入停止要求 対

ワールド

中国が首脳会談要請、貿易・麻薬巡る隔たりで米は未回

ワールド

アングル:インドでリアルマネーゲーム規制、ユーザー
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本の小説36
特集:世界が尊敬する日本の小説36
2025年9月16日/2025年9月23日号(9/ 9発売)

優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人に共通する特徴とは?
  • 2
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェイン・ジョンソンの、あまりの「激やせぶり」にネット騒然
  • 3
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる」飲み物はどれ?
  • 4
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 5
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 6
    電車内で「ウクライナ難民の女性」が襲われた驚愕シ…
  • 7
    【クイズ】世界で最も「火山が多い国」はどこ?
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 9
    村上春樹は「どの作品」から読むのが正解? 最初の1…
  • 10
    腹斜筋が「発火する」自重トレーニングとは?...硬く…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれば当然」の理由...再開発ブーム終焉で起きること
  • 4
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 5
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 6
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 7
    埼玉県川口市で取材した『おどろきの「クルド人問題…
  • 8
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 9
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 10
    観光客によるヒグマへの餌付けで凶暴化...74歳女性が…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 6
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 7
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大…
  • 8
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 9
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
  • 10
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中