ニュース速報

ビジネス

米中、通商合意順守巡る協議で進展=USTR代表

2021年11月11日(木)09時32分

米通商代表部(USTR)のタイ代表は10日、トランプ前大統領が締結した米中通商合意第1弾の順守を巡る中国との協議について、バイデン政権が主導しているとの認識を示した。写真はタイ代表。2月25日撮影(2021年 ロイター/Bill O'Leary)

[ワシントン 10日 ロイター] - 米通商代表部(USTR)のタイ代表は10日、トランプ前政権下で締結した中国との通商合意第1弾について、バイデン政権は中国との順守状況を巡る協議で進展を得ているとの認識を示した。

ワシントンで記者団に対し、米政権は中国が義務を履行するよう図りたい考えで、民間航空機購入など中国が履行していない部分を全て検証しているとした。

通商合意を巡る協議と並行して、中国の「極端に強固」で米企業の競争を阻害している国家主導型の産業政策など、より大きな問題についても話し合っていると明らかにした。

「われわれは通商合意第1弾を巡る協議を第一歩だと考えている」と説明。第一歩ににあまり多くの時間を費やしたくはないと続けた。

中国は第1弾の合意で米国製品の購入を2020年と21年に17年比で2000億ドル増やすと約束しているが、9月30日時点で目標の6割にとどまっていることが、米ピーターソン国際経済研究所のチャッド・ブラウン氏の集計で明らかになっている。

タイ代表はまた、早ければ来週にも開催されるバイデン大統領と中国の習近平国家主席のオンライン会談について、有益であり、両首脳が互いを理解することで複雑な関係の改善につながるだろうと指摘。ただ、通商合意に関する協議を円滑に進める上で両首脳の関与は必要ないとした。

「中国の通商政策担当者との協議でわれわれが進展を得ていないと思ってほしくない。われわれは協議し、取り組んでいる。(首脳が)加わる必要はない」と語った。

米経済へのインフレ圧力軽減に向け中国製品への関税緩和を検討しているかとの質問に対しては、通商法301条に基づく中国製品への関税は中国と効果的に競争するために有利な立場を得る戦略の一環と捉えていると述べた。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

スペイン高速列車衝突、死者40人に 過去80年で欧

ワールド

ECB副総裁にクロアチア中銀総裁を指名、旧共産圏出

ワールド

FRB議長、クック理事解任巡る最高裁の口頭弁論出席

ビジネス

カナダCPI、25年12月は2.4%上昇で予想上回
MAGAZINE
特集:「外国人問題」徹底研究
特集:「外国人問題」徹底研究
2026年1月27日号(1/20発売)

日本の「外国人問題」は事実か錯誤か? 7つの争点を国際比較で大激論

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「耳の中に何かいる...」海で男性の耳に「まさかの生物」が侵入、恐怖映像と「意外な対処法」がSNSで話題に
  • 2
    「死ぬところだった...」旅行先で現地の子供に「超危険生物」を手渡された男性、「恐怖の動画」にSNS震撼
  • 3
    中国のインフラ建設にインドが反発、ヒマラヤ奥地で国境問題が再燃
  • 4
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の…
  • 5
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 6
    中国、欧米の一流メディアになりすまして大規模な影…
  • 7
    【総選挙予測:自民は圧勝せず】立憲・公明連合は投…
  • 8
    AIがついに人類に「牙をむいた」...中国系組織の「サ…
  • 9
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世…
  • 10
    中国ネトウヨが「盗賊」と呼んだ大英博物館に感謝し…
  • 1
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 2
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 3
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試掘の重要性 日本発の希少資源採取技術は他にも
  • 4
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 5
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 6
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の…
  • 7
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広が…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 9
    世界最大の埋蔵量でも「儲からない」? 米石油大手が…
  • 10
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中