アップルのアプリストア運営巡る仏政府の訴訟、9月17日に審理へ

　６月２３日、米アップルがアプリ販売サイト「App Store（アップストア）」運営を巡り、アプリ開発業者に対し優越的な地位を乱用しているとしてフランス政府が同社を提訴した問題で、フランスの裁判所は９月１７日に審理することを決定した。写真はアップルのロゴ。ニューヨークで２０２０年１１月撮影（２０２１年　ロイター/Andrew Kelly）

［パリ　２３日　ロイター］ - 米アップルがアプリ販売サイト「App Store（アップストア）」運営を巡り、アプリ開発業者に対し優越的な地位を乱用しているとしてフランス政府が同社を提訴した問題で、フランスの裁判所は９月１７日に審理することを決定した。

過去の判例に基づくと、アップルに何らかの違反行為があったと認められても、多額の罰金処分が言い渡される公算は乏しい。ただ裁判所が、アップストアの規約の一部変更を命じてもおかしくない。

アップルの広報担当者はコメントを拒否した。

フランス財務省はこの問題について３年間にわたる調査の末に訴訟に持ち込んだ。

審理はさらに続く可能性がある。判決予定日はまだ決まっていない。