ニュース速報

ビジネス

クレディ・スイス、アルケゴス絡みのブロック取引提示=関係筋

2021年04月14日(水)10時17分

 複数の関係筋によると、スイスの金融大手クレディ・スイスは13日の米株式市場の取引終了後に、米メディア企業ディスカバリーの株式と中国の動画配信企業、愛奇芸(アイチーイー)の株式のブロック取引を提示した。写真はクレディ・スイスのロゴ。ベルンで昨年10月撮影(2021年 ロイター/Arnd Wiegmann)

[13日 ロイター] - 複数の関係筋によると、スイスの金融大手クレディ・スイスは13日の米株式市場の取引終了後に、米メディア企業ディスカバリーの株式と中国の動画配信企業、愛奇芸(アイチーイー)の株式のブロック取引を提示した。

クレディ・スイスは、米投資会社アルケゴス・キャピタル関連の損失発生を受け、ポジション解消を進めている。

関係筋はクレディ・スイスについて、アルケゴス絡みのポジション解消はまだ終わっていないと指摘した。

ブロック取引に関する報道を受けて、米国株時間外取引のディスカバリー株とアイチーイー株は下落し、通常取引終値を下回った。

関係筋によると、クレディ・スイスは通常取引の終了直後、ディスカバリーのクラスA株1900万株、クラスC株2200万株、アイチーイーの米国上場株3500万株のブロック取引を提示した。

ブロック取引についてはCNBCが最初に報じた。

関係筋によると、売却提示額はディスカバリーのクラスA株が38.40ー39.60ドル(通常取引終値は40.38ドル)、クラスC株は32.35ー33.75ドル(同34.78ドル)、アイチーイーの米国上場株は15.85ー16.35ドル(同16.66ドル)。

時間外取引では、ディスカバリーのクラスA株が3.7%安、クラスC株が5%以上下落、アイチーイーの米国上場株は3.4%値下がりしている。

クレディ・スイスはコメントを控えている。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

アングル:米株市場は「個人投資家の黄金時代」に、資

ビジネス

米国株式市場=S&P・ナスダック小幅続落、メタが高

ビジネス

NY外為市場=ドル上昇、156円台前半 FRB政策

ビジネス

FRB、準備金目標範囲に低下と判断 短期債購入決定
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめる「腸を守る」3つの習慣とは?
  • 2
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 3
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 4
    「すでに気に入っている」...ジョージアの大臣が来日…
  • 5
    「サイエンス少年ではなかった」 テニス漬けの学生…
  • 6
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 7
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」と…
  • 8
    世界最大の都市ランキング...1位だった「東京」が3位…
  • 9
    なぜ筋肉を鍛えても速くならないのか?...スピードの…
  • 10
    頭部から「黒い触手のような角」が生えたウサギ、コ…
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 3
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 4
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 5
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 6
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 7
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 8
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 9
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 10
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 10
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中