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英・EU、金融サービスの覚書に合意 規制面の協力盛り込む

2021年03月27日(土)17時29分

 3月26日 英国と欧州連合(EU)は金融分野に関する覚書に意した。規制面での協力などが盛り込まれたが、EUを離脱した英国のEU金融サービス市場へのアクセス問題については大きな進展はない。写真はロンドンの金融街。2018年1月撮影(2021年 ロイター/Toby Melville)

[ロンドン 26日 ロイター] - 英国と欧州連合(EU)は26日、金融分野に関する覚書に意した。規制面での協力などが盛り込まれたが、EUを離脱した英国のEU金融サービス市場へのアクセス問題については大きな進展はない。

英財務省によると、覚書では、EUと英国の規制当局が情報を共有する枠組みなどが規定された。

ただEUはかねてより、覚書を締結しても、英金融業界がEUの顧客に幅広い商品やサービスを再び提供できるようになるわけではない、とけん制している。

業界専門家は覚書について、有益ではあるが、在英金融機関が離脱前と同様のEU市場へのアクセスを手にする可能性は低いとみている。

法律事務所CMSの金融サービスパートナー、サイモン・モリス氏は「国境を超えた大規模なビジネス実現に向けた、しっかりとした基盤構築につながる公算は小さい」とした。

ロイター
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