ニュース速報

ビジネス

前場の日経平均は反発、米株先物堅調を受け強もちあいに

2021年01月25日(月)12時05分

 1月25日、前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比135円98銭高の2万8767円43銭となり、反発した。都内で昨年11月撮影(2021年 ロイター/Issei Kato)

[東京 25日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比135円98銭高の2万8767円43銭となり、反発した。米株は前週末には下落したものの時間外取引で先物が堅調となり、日経平均は終始強もちあいの展開となった。

ただ、明確な方向性は感じられず、一気に高値を取りに行くような動きにはなっていない。

22日の米国株式市場は、ダウ工業株30種とS&P総合500種が反落。IBMやインテルが低調な決算を受けて売られ、相場を圧迫した。決算に敏感な動きとなっているが、今週から3月期企業の第3・四半期決算発表が本格化する日本の株式市場も決算への注目度が高くなるという。

実際に「半導体関連株を中心に好決算を先取り買いしようとするムードが強い」(国内証券)との声が聞かれ、全体の方向性は感じられない中でも、決算を意識する形で個別物色が繰り広げられている。

市場では「今週発表が予定されている値がさハイテク企業については、かなり先取り買いされているため材料視されない可能性が高い。来週以降の機械、エネルギーなどのセクターなどの決算が要注目だ」(野村証券・投資情報部投資情報二課課長代理の神谷和男氏)との声が聞かれた。

TOPIXは0.21%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆0342億6200万円。東証33業種では、医薬品、電気・ガス業、サービス業などが上昇し、海運業、その他製品などの下げが目立つ。

個別では、エーザイなど薬品株が上昇したほか、東京エレクトロンなど半導体関連株もしっかり。指数寄与度が大きいファーストリテイリングも堅調に推移したが、ソニー、日本製鉄などがさえない。

東証1部の騰落数は、値上がりが1384銘柄、値下がりが709銘柄、変わらずが 92銘柄だった。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

FRB当局者、来年利下げは1回が中心 幅広く意見分

ビジネス

米FOMC声明全文

ビジネス

〔情報BOX〕パウエル米FRB議長の会見要旨

ビジネス

FRBが3会合連続で0.25%利下げ、反対3票 緩
MAGAZINE
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
2025年12月16日号(12/ 9発売)

45年前、「20世紀のアイコン」に銃弾を浴びせた男が日本人ジャーナリストに刑務所で語った動機とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア空軍の専門家。NATO軍のプロフェッショナルな対応と大違い
  • 2
    トランプの面目丸つぶれ...タイ・カンボジアで戦線拡大、そもそもの「停戦合意」の効果にも疑問符
  • 3
    「何これ」「気持ち悪い」ソファの下で繁殖する「謎の物体」の姿にSNS震撼...驚くべき「正体」とは?
  • 4
    死者は900人超、被災者は数百万人...アジア各地を襲…
  • 5
    【クイズ】アジアで唯一...「世界の観光都市ランキン…
  • 6
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 7
    「正直すぎる」「私もそうだった...」初めて牡蠣を食…
  • 8
    「安全装置は全て破壊されていた...」監視役を失った…
  • 9
    イギリスは「監視」、日本は「記録」...防犯カメラの…
  • 10
    「韓国のアマゾン」クーパン、国民の6割相当の大規模情…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 4
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 5
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 6
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 7
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 8
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 9
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%…
  • 10
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 9
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中