ニュース速報

ビジネス

中国工業部門企業利益、8月は前年比19.1%増 4カ月連続で増加

2020年09月28日(月)07時54分

[上海 27日 ロイター] - 中国国家統計局が27日に発表した8月の工業部門企業利益は、前年同月比19.1%増の6128億1000万元(898億ドル)となり、4カ月連続の増益を記録した。コモディティー(商品)価格や機器製造部門の回復などが利益を押し上げた。

中国経済は新型コロナウイルスの流行で打撃を受けたが、その後は落ち込んでいた部分の需要、景気刺激策、予想外に底堅い輸出を背景に、景気の回復が進んでいる。

工業部門企業利益は、7月も19.6%増加していた。

ただ、米中関係の緊迫化を受けて世界貿易の先行き不透明感が高まる中、工業部門企業の収益は国外要因により圧迫される可能性がある。

8月の原材料部門の利益は前年比32.5%増加。7月は14.7%増だった。統計局高官によると、原油や鉄鉱石など商品価格が回復したことが、原材料部門の増益の一因となっている。

一般機器製造部門の利益は前年比37%増加。電気機器部門は13.3%増益となった。

貿易統計や生産者物価、鉱工業生産など8月の各種経済指標は全て、工業部門の一段の回復を示す数字となった。

ただ、中小企業がさえない需要や財務状況の悪化に直面するなか、工業部門の生産活動は伸び悩んでいる。

中国政府は、景気回復を後押しするため、減税や手数料の引き下げ、債務返済猶など様々な措置を講じている。

1─8月の工業部門企業利益は前年比4.4%減の3兆7200億元。1─7月は8.1%減だった。

8月末時点の工業部門企業の負債は前年比6.6%増。7月末は6.5%増だった。

国有企業の1─8月利益は前年比17%減少。1─7月は23.5%減だった。

民間部門の1─8月利益は前年比3.3%減、1─7月は5.3%減だった。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ベネズエラ、今月初めの米軍による攻撃で兵士47人死

ワールド

EU、重要インフラでの中国製機器の使用を禁止へ=F

ワールド

イラン抗議デモ、死者3000人超と人権団体 街中は

ワールド

韓国、米のAI半導体関税の影響は限定的 今後の展開
MAGAZINE
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
2026年1月20日号(1/14発売)

深夜の精密攻撃でマドゥロ大統領拘束に成功したトランプ米大統領の本当の狙いは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 2
    世界最大の埋蔵量でも「儲からない」? 米石油大手がベネズエラ投資に慎重な理由
  • 3
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の船が明かす、古代の人々の「超技術」
  • 4
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 5
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試…
  • 6
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 7
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
  • 8
    イランの大規模デモ弾圧を可能にした中国の監視技術─…
  • 9
    日中関係悪化は日本の経済、企業にどれほどの影響を…
  • 10
    鉛筆やフォークを持てない、1人でトイレにも行けない…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 4
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 5
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世…
  • 6
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試…
  • 7
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 8
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 9
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 10
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中