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シェル、英国への本社移転の可能性排除せず─CEO=新聞

2020年07月06日(月)13時55分

 7月4日、英蘭系石油大手のロイヤル・ダッチ・シェルのベン・ファン・ブールデン最高経営責任者(CEO)は、本社をオランダから英国に移す可能性を排除しないとの考えを示した。写真は同社のロゴ。ロンドンで2015年1月撮影(2020年 ロイター/Toby Melville)

[アムステルダム 4日 ロイター] - 英蘭系石油大手のロイヤル・ダッチ・シェルのベン・ファン・ブールデン最高経営責任者(CEO)は、本社をオランダから英国に移す可能性を排除しないとの考えを示した。4日付のオランダ紙ヘット・フィナンシェラ・ダフブラットが伝えた。

同CEOは「絶えず考える必要がある」と述べ「恒久的な事は何もない。もちろんビジネス環境を考慮するが、本社移転は些細な事ではない。簡単に考えることはできない」と語った。

シェルの税制上の所在地と本社拠点はオランダにあるが、登記上のオフィスは英国にある。シェルの広報担当者は同CEOのコメントを確認し、現在の体制を簡素化する方法を数年考えていると説明した。

消費財大手の英蘭ユニリーバは先月、英国とオランダにそれぞれ置いている本社を英国の持ち株会社に統合する計画を発表している。

ロイター
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