ニュース速報

ビジネス

ECB、債券購入巡る問題で独に協力の用意 独財務相「近く解決」

2020年06月22日(月)19時27分

6月22日、ドイツ憲法裁判所による判断を受けて独連銀(中央銀行)の国債買い入れプログラム継続が不透明になっている問題で、欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁はドイツの「機関」と協力する用意があるとの考えを示した。写真はECBのロゴ。フランクフルトで1月撮影(2020年 ロイター/Ralph Orlowski)

[フランクフルト/ベルリン 22日 ロイター] - ドイツ憲法裁判所による判断を受けて独連銀(中央銀行)の国債買い入れプログラム継続が不透明になっている問題で、欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁はドイツの「機関」と協力する用意があるとの考えを示した。

デギンドス氏は22日付の独シュピーゲル誌で、ECBは問題を解決するために独連銀に必要な情報を提供する用意があり、ECBの独立性を脅かさない範囲でドイツの機関に協力したいと述べた。

独憲法裁は先月、ECBが資産買い入れプログラムの必要性を証明しなければ独連銀は3カ月以内に国債買い入れを停止する必要があるとの判断を下した。

ドイツのショルツ財務相は22日、この問題が近く解決するだろうとの見通しを示した。

同相はフランクフルトで開催された金融関連の会合にオンラインで出席し「これは解決策のないドラマではない。ドラマチックなことが起きずに近く解決するだろう」と述べた。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

メキシコ第2四半期GDP改定値、前期比0.6%増、

ワールド

スリランカ前大統領を逮捕、私的旅行で国費不正使用の

ワールド

JPモルガン、1MDB事件でマレーシア政府と3.3

ワールド

ガザ住民の約4分の1が飢饉状態、国連関係組織が評価
MAGAZINE
特集:台湾有事 そのとき世界は、日本は
特集:台湾有事 そのとき世界は、日本は
2025年8月26日号(8/19発売)

中国の圧力とアメリカの「変心」に危機感。東アジア最大のリスクを考える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 2
    中国で「妊娠ロボット」発売か――妊娠期間も含め「自然に近い」と開発企業
  • 3
    20代で「統合失調症」と診断された女性...「自分は精神病」だと気づいた「驚きのきっかけ」とは?
  • 4
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 5
    「このクマ、絶対爆笑してる」水槽の前に立つ女の子…
  • 6
    3本足の「親友」を優しく見守る姿が泣ける!ラブラ…
  • 7
    「死ぬほど怖い」「気づかず飛び込んでたら...」家の…
  • 8
    夏の終わりに襲い掛かる「8月病」...心理学のプロが…
  • 9
    米軍が長崎への原爆投下を急いだ理由と、幻の「飢餓…
  • 10
    海上ヴィラで撮影中、スマホが夜の海に落下...女性が…
  • 1
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに感染、最悪の場合死亡も
  • 2
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 3
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人」だった...母親によるビフォーアフター画像にSNS驚愕
  • 4
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
  • 5
    「死ぬほど怖い」「気づかず飛び込んでたら...」家の…
  • 6
    頭部から「黒い触手のような角」が生えたウサギ、コ…
  • 7
    中国で「妊娠ロボット」発売か――妊娠期間も含め「自…
  • 8
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 9
    【クイズ】次のうち、「海軍の規模」で世界トップ5に…
  • 10
    20代で「統合失調症」と診断された女性...「自分は精…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 7
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 8
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 9
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
  • 10
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中