ニュース速報

ビジネス

独ルフトハンザ、第1四半期は21億ユーロの最終赤字

2020年06月03日(水)15時36分

独航空大手ルフトハンザが発表した第1・四半期決算は最終損益が21億ユーロ(23億5000万ドル)の赤字となった。写真は5月26日、シェーネフェルト空港で撮影(2020年 ロイター/Fabrizio Bensch)

[フランクフルト 3日 ロイター] - 独航空大手ルフトハンザが発表した第1・四半期決算は最終損益が21億ユーロ(23億5000万ドル)の赤字となった。新型コロナウイルスの世界的大流行が航空業界を直撃する中、保有資産の減損処理が響いた。

前年同期の3億4200万ユーロから赤字が拡大した。減損額は保有機体が2億6600万ユーロ、ケータリング事業「LSGノース・アメリカ」が1億ユーロ、傘下の格安航空会社(LCC)ユーロウイングスが5700万ユーロに上った。

利払い・税引き前損益(EBIT)は4月に公表した通り、12億ユーロの赤字だった。同社は新型コロナ感染拡大を受け、一時期は運航をほぼ全面的に停止した。

通年の調整後EBITは黒字幅が前年の20億ユーロから大幅に縮小すると見込む。航空需要の回復スピードは緩やかだとし、新型コロナウイルスを巡る不透明感で詳細な予測が難しいとも指摘した。

同社の監査役会は1日、独政府と合意した90億ユーロ規模の救済案を承認した。

アナリストらは、ルフトハンザがドイツ株式指数DAX<.GDAXI>の採用銘柄から除外されると見込む。同社は1988年の指数算出開始以来、採用されていた。ドイツ取引所は4日に除外を決定するとみられる。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米CB消費者信頼感、12月は予想下回る 雇用・所得

ワールド

トランプ氏「同意しない者はFRB議長にせず」、就任

ワールド

イスラエルのガザ再入植計画、国防相が示唆後に否定

ワールド

トランプ政権、亡命申請無効化を模索 「第三国送還可
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    素粒子では「宇宙の根源」に迫れない...理論物理学者・野村泰紀に聞いた「ファンダメンタルなもの」への情熱
  • 2
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低く、健康不安もあるのに働く高齢者たち
  • 3
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツよりコンビニで買えるコレ
  • 4
    ジョンベネ・ラムジー殺害事件に新展開 父「これま…
  • 5
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 6
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 7
    「何度でも見ちゃう...」ビリー・アイリッシュ、自身…
  • 8
    なぜ人は「過去の失敗」ばかり覚えているのか?――老…
  • 9
    「個人的な欲望」から誕生した大人気店の秘密...平野…
  • 10
    楽しい自撮り動画から一転...女性が「凶暴な大型動物…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 3
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 4
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツ…
  • 5
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 6
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低…
  • 7
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 8
    空中でバラバラに...ロシア軍の大型輸送機「An-22」…
  • 9
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 10
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 6
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 7
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 8
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 9
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 10
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中