ニュース速報

ビジネス

訂正-米FRB、社債買入制度通じた27日時点のETF保有は29.78億ドル

2020年05月30日(土)12時52分

米連邦準備理事会(FRB)が28日公表したデータによると、新型コロナウイルス流行に対応する緊急措置の1つである社債買い入れプログラム「セカンダリーマーケット・コーポレート・クレジット・ファシリティー(SMCCF)」の保有額が27日までの週に急増した。写真はワシントンのFRB。5月1日撮影(2020年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ニューヨーク 28日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は27日までの週に、新型コロナウイルス危機に対応する緊急措置の1つである社債買い入れプログラム「セカンダリーマーケット・コーポレート・クレジット・ファシリティー(SMCCF)」で、社債に投資する上場投資信託(ETF)を11億7700万ドル購入した。これにより、同プログラム下での社債ETF保有額は合計29億7800万ドルとなった(訂正)。FRBが28日公表したデータで分かった。

また、SMCCFでの資産保有総額は348億5300万ドルとなり、前週の約18億ドルから急増した(訂正)。

増加分の大半は、財務省の株式投資を使った22日の取引でポートフォリオに追加された非市場性の米国債318億7500万ドルが占めた。

ジャニー・モンゴメリー・スコットの首席債券ストラテジスト、ガイ・レバス氏は、FRBによる社債買い入れ加速は、同プログラムの発表以来見られていた企業による大量の社債発行の影響を相殺する効果があるとみられると指摘。

「FRBの発表以来、社債のスプレッド(米国債との利回り差)は縮小した。ただ、社債発行の多さがスプレッドのさらなる縮小を阻んできた」と述べた。

ICE/バンク・オブ・アメリカのデータによると、米高利回り社債の米国債に対する平均スプレッドは27日時点で190ベーシスポイント(bp)となり、新型コロナ感染拡大で金融市場が混乱した3月に付けた401bpを大幅に下回る水準となっている。

それでもなお、2019年末時点の101bpからは拡大している。

企業が年初から発行した投資適格級の社債は1兆ドルを上回っている。

リッパーによると、27日までの週に投資適格級債券ファンドは75億0200万ドルの資金流入超となり、高利回り債ファンドは63億1800万ドルの流入超だった。

FRBは今月12日に社債に投資するETFの買い入れを開始。購入対象の社債の詳細は開示していない。

※28日付配信記事で、英文の訂正により、見出しと本文第1・2段落の表現を修正し、3段落目を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

欧州委、トランプ氏の「平和評議会」にオブザーバーと

ワールド

スペースX、国防総省の秘密コンペに参加 自律型ドロ

ワールド

トランプ氏、加州知事を「敗者」と批判 英とエネ協定

ワールド

ウ大統領、ロの大規模攻撃準備を警告 ジュネーブ和平
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したスーツドレスの「開放的すぎる」着こなしとは?
  • 2
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 3
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワートレーニング」が失速する理由
  • 4
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 5
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 6
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 7
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
  • 8
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 9
    フロリダのディズニーを敬遠する動きが拡大、なぜ? …
  • 10
    アメリカが警告を発する「チクングニアウイルス」と…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 5
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
  • 6
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 7
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 8
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 9
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 10
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中