ニュース速報

ビジネス

中南米最大手のLATAM航空、米国で破産法申請

2020年05月27日(水)01時32分

 5月26日、中南米最大の航空会社のLATAM(ラタム)航空グループは、同社とチリ、ペルー、コロンビア、エクアドル、米国の関連会社が米国で連邦破産法11条の適用を申請したと発表した。。写真はLATAM航空の飛行機。フランスのコロミエで2018年11月撮影(2020年 ロイター/Regis Duvignau)

[26日 ロイター] - 中南米最大の航空会社のLATAM(ラタム)航空グループは26日、同社とチリ、ペルー、コロンビア、エクアドル、米国の関連会社が米国で連邦破産法11条の適用を申請したと発表した。

新型コロナウイルス禍による航空会社の破綻としてはこれまでで最大規模となる。新型コロナの流行を受けた移動制限で、航空業界は大打撃を受け、すでに豪ヴァージン・オーストラリア航空やコロンビアのアビアンカ航空などが破綻している。

ロベルト・アルボ最高経営責任者(CEO)は声明で「過去に例のない業界混乱の影響を軽減するため、数々の厳しい措置を取ってきたが、最終的にこれが最善の選択肢となった」と述べた。

破産手続き中も運航を継続する。アルゼンチン、ブラジル、パラグアイにある関連会社は今回の破産法申請に含まれていない。同社の筆頭株主は米デルタ航空

カタール航空などの大株主から、つなぎ融資「DIPファイナンス」を最大9億ドル確保したとしている。

ニューヨークの破産裁判所に提出した文書によると、資産と負債は100億─500億ドル。

チリのパラシオス経済相は公的支援の可能性を排除しなかったものの、提案は控えた上で、ドイツ政府から支援を取り付けた航空大手ルフトハンザのケースとは異なると指摘。「LATAM航空は国際的な企業であり、米国に上場している」と述べた。

一方、チリ財務省は同社を「チリの戦略的企業」と見なしており、政府としてどのような対応が可能か検討すると表明した。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:ベトナム、新興国格上げ目前に海外資金流出

ワールド

アングル:メキシコ「麻薬王」拘束作戦の立役者、家族

ワールド

イラン戦争は2週目に、トランプ氏「無条件降伏」求め

ビジネス

アングル:欧州で若者向け住宅購入の新ビジネス、価格
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗雲...専門家「イランの反撃はこれから」「報道と実態にズレ」
  • 2
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力空母保有国へ
  • 3
    日本の保護者は自分と同じ「大卒」の教員に敬意を示さない
  • 4
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 5
    【WBC】侍ジャパン、大谷翔平人気が引き起こした球場…
  • 6
    女性の顔にできた「ニキビ」が実は......医師が「皮…
  • 7
    大江千里が語るコロナ後のニューヨーク、生と死がリ…
  • 8
    ダイヤモンドのような「ふくらはぎ」を鍛える最短ル…
  • 9
    「みんな一斉に手を挙げて...」中国の航空会社のフラ…
  • 10
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 1
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 2
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズった理由
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 5
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 8
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 9
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 10
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中