ニュース速報

ビジネス

航空業界支援、米政府の「次の大型対策」 救済でない=財務長官

2020年04月10日(金)02時24分

ムニューシン米財務長官は9日、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けている航空業界向け支援が連邦準備理事会(FRB)による中小企業向け支援に続く「次の大型対策」との認識を示した。ルイジアナ州ニューオーリンズで4日撮影(2019年 ロイター/Carlos Barria)

[ワシントン 9日 ロイター] - ムニューシン米財務長官は9日、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けている航空業界向け支援が連邦準備理事会(FRB)による中小企業向け支援に続く「次の大型対策」との認識を示した。

FRBは同日、新型コロナ感染拡大への対応策の一環として、地方政府と中小企業に対する総額2兆3000億ドルの支援策を打ち出した。[nL3N2BX3M2]

ムニューシン長官はCNBCに対し、航空会社との協議を巡る進捗状況をこの日午後にトランプ大統領に報告し、明日から週末にかけ、航空各社に暫定的な情報を伝えたいと語った。

その上で「これまでも言ってきたように、これは航空業界の救済でなく、従業員維持に必要な流動性を確実にすることが目的」とし、「米政府が打ち出す次の大型対策となる」と言明した。

ムニューシン長官は今週、中小企業に対する2500億ドルの追加支援を可決するよう議会に要請。3月末には3500億ドルの中小企業向け融資を盛り込んだ2兆ドル超の新型ウイルス関連経済対策法が成立している。[nL4N2BV4PD]

長官は「中小企業向けの追加資金が必要」と強調。トランプ大統領が病院や地方政府向けの支援を検討することに前向きとしつつも、「まずは中小企業の支援を打ち出したい考えで、超党派の支持をかなり得ている」と述べた。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:気候変動で加速する浸食被害、バングラ住民

ビジネス

アングル:「ハリー・ポッター」を見いだした編集者に

ワールド

中国、今後5年間で財政政策を強化=新華社

ワールド

インド・カシミール地方の警察署で爆発、9人死亡・2
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 2
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃度を増やす「6つのルール」とは?
  • 3
    ヒトの脳に似た構造を持つ「全身が脳」の海洋生物...その正体は身近な「あの生き物」
  • 4
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 5
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 6
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 7
    「不衛生すぎる」...「ありえない服装」でスタバ休憩…
  • 8
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 9
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 10
    「腫れ上がっている」「静脈が浮き...」 プーチンの…
  • 1
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 2
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 3
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前に、男性が取った「まさかの行動」にSNS爆笑
  • 4
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 5
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 8
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 9
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 10
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中