ニュース速報

ビジネス

ムーディーズ、豪銀行システムの見通しを「ネガティブ」に

2020年04月02日(木)14時07分

 4月2日、米格付け会社ムーディーズは、オーストラリアの銀行システムの見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変更した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた貸倒引当金の増加や低金利が利益率を圧迫するとしている。写真はニューヨークで2011年8月撮影(2020年 ロイター/MIKE SEGAR)

[2日 ロイター] - 米格付け会社ムーディーズは2日、オーストラリアの銀行システムの見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変更した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた貸倒引当金の増加や低金利が利益率を圧迫するとしている。

銀行の財務基盤と資産の質は良好で、当面は不良債権に対応できるが、経済の混乱が長期化した場合、資本が目減りする可能性や住宅ローンの焦げ付きが増える可能性があるという。

オーストラリアの4大銀行は住宅ローンが収益の柱となっているが、一連の利下げで利ざやの縮小圧力が強まっている。

ムーディーズは、利益率が縮小する公算が大きいとする一方、政府の大型経済対策で企業活動や消費が支えられれば、融資のデフォルト(債務不履行)リスクが緩和する可能性があると分析している。

格付け会社S&Pグローバルも1日、不動産価格の急落と経済見通しの大幅な悪化で深刻な景気低迷に見舞われれば、銀行の格下げにつながる可能性があるとの見通しを示した。

ムーディーズは、ニュージーランドの銀行システムの見通しも「安定的」から「ネガティブ」に変更した。今年の経済成長が鈍化すれば、不良債権の拡大につながる恐れがあるとしている。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

デンソー、通期純利益予想を下方修正 米関税や部材高

ビジネス

GEエアロスペース、ボーイング「777X」エンジン

ビジネス

ポーランドと独は欧州経済再生に共同責任、財務相が共

ビジネス

東京株式市場・前引け=大幅反発、米株高や円安で投資
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗り物から「勝手に退出」する客の映像にSNS批判殺到
  • 2
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れるアメリカ」に向き合う「日本の戦略」とは?
  • 3
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 4
    中国政府に転んだ「反逆のアーティスト」艾未未の正体
  • 5
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 6
    関節が弱ると人生も鈍る...健康長寿は「自重筋トレ」…
  • 7
    エプスタイン文書追加公開...ラトニック商務長官、ケ…
  • 8
    トランプ不信から中国に接近した欧州外交の誤算
  • 9
    世界初、太陽光だけで走る完全自己充電バイク...イタ…
  • 10
    共和党の牙城が崩れた? テキサス州で民主党が数十…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 3
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 4
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 5
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 6
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 7
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 8
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 9
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 10
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中