ニュース速報

ビジネス

中国人民銀、的絞った預金準備率引き下げで潤沢な流動性確保=副総裁

2020年02月27日(木)18時22分

 2月27日、中国人民銀行(中央銀行)の劉国強副総裁は、適切な時期に的を絞った預金準備率の引き下げを行うことで潤沢な流動性を確保すると表明した。写真は同行。北京で2014年4月撮影(2020年 ロイター/Petar Kujundzic)

[北京 27日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)の劉国強副総裁は27日、適切な時期に的を絞った預金準備率の引き下げを行うことで潤沢な流動性を確保すると表明した。

副総裁は記者会見で、人民銀行は今年の経済成長目標を達成するため、新型コロナウイルスの感染拡大の影響をできる限り抑制すると述べた。

中国はマクロレバレッジ比率および物価の安定を維持するとも語った。

副総裁は、経済を下支えするため、穏健で柔軟な金融政策を継続すると表明。

「複数の公開市場操作を通じて長期の流動性をさらに供給する」ととした上で「適切な時期に的を絞った預金準備率の引き下げを行う。インクルーシブ(包摂的)な融資を実行し、中小企業を支えるという規定を満たす銀行が対象になる」と述べた。

また必要な場合、再貸付・再割引枠を再度引き上げ、中小銀行が追加の資金を必要とするなら資本の補充を支援するとも表明した。

中国銀行保険監督管理委員会の肖遠企・首席リスク官は、金融のシステミックリスクを阻止すると表明。

「支援措置は、新型ウイルスの感染拡大で問題を抱えている中小企業を主な対象とする。感染拡大前から問題を抱えていた企業は対象外だ」とし「不採算企業が(支援策に)ただ乗りすることを防ぐ。モラルハザードを防ぐ」と述べた。

工業情報省のデータによると、通常業務を再開した国内中小企業は全体の30%前後にとどまっている。当局は、多くの中小企業が人員削減を迫られ、景気を一段と圧迫する事態を懸念している。

中小企業は国内雇用の80%以上、国内総生産(GDP)の60%以上を占める。

*内容を追加して再送します。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

台湾、武器供給契約締結期限の延長を米に要請へ

ビジネス

米テスラ、マスク氏の太陽光戦略支える人材を採用

ビジネス

韓国ビッサム、ビットコイン440億ドル相当を顧客に

ワールド

経常収支12月は7288億円の黒字、2025年黒字
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 2
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日本をどうしたいのか
  • 3
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予防のために、絶対にしてはいけないこととは?
  • 4
    韓国映画『しあわせな選択』 ニューズウィーク日本…
  • 5
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 6
    背中を制する者が身体を制する...関節と腱を壊さない…
  • 7
    「右足全体が食われた」...突如ビーチに現れたサメが…
  • 8
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 9
    心停止の8割は自宅で起きている──ドラマが広める危険…
  • 10
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 3
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予防のために、絶対にしてはいけないこととは?
  • 4
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 5
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 6
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 7
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 8
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 9
    エヌビディア「一強時代」がついに終焉?割って入っ…
  • 10
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 5
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 6
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 7
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 8
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 9
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中